2007年05月18日

好投の久保投手を援護できず

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは岩隈投手と久保投手が先発。マリーンズは昨日、竹原選手と激突したTSUYOSHI選手および今江選手が欠場。里崎選手も3試合続けての欠場となり、「WBC組」が全て欠場となりました。また、ワトソン選手が出場選手登録を抹消。こちらもここ4試合ほど出ていなかったところを見ると、どこか痛めたのでしょうか。
 試合のほうは投手戦に。ともに2回まで三者凡退に抑えます。3回表にマリーンズは先頭のベニー選手が二塁打を放ちますが、後続が走者を進められません。2死後に早川選手の4試合ぶりの安打が出て、さらに盗塁で2・3塁としますが、昨日決勝打の堀選手が打ち取られます。

 そして岩隈投手は4回も三者凡退に打ち取りますが、そこで脇腹を痛め、急遽降板します。そして二番手は松崎投手。しかし、緊急登板にもかかわらず、5・6回を無安打に抑えられます。
 一方、久保投手は4回まで三者凡退を続け、5回に先頭の山崎武選手に死球を当てて初の走者を出し、自らの暴投二つで三塁まで進まれますが、打者は抑え、無安打投球を続けます。
 ところが、続く6回も先頭打者に四球を出し、犠打で進まれます。そして渡辺直選手にこの試合の初安打を喫して1死1・3塁に。続く鉄平選手の当たりは福浦選手が止め、バックホームしますが間に合わず、1安打でイーグルスに先制されます。
 直後の7回、先頭のサブロー選手が内野安打で出塁するも、続くズレータ選手が併殺。その後、四球と安打で1・2塁というチグハグな攻撃になります。そして、ここでマリーンズが代打に今江選手を出すと、イーグルスは小倉投手に交代。そして今江選手が打ち取られ、ここも得点できません。なお、今江選手は同じ内野の塀内選手の代打でありながら、そのままベンチへ。これまた心配です。
 そして1対0のまま迎えた8回裏、ここまで久保投手は2安打2四死球という内容でした。ところが、1死から渡辺直選手に安打されると、続く鉄平選手に右翼線を破られる適時二塁打を打たれ、ここで降板となります。さらに二番手の藤田投手が礒部選手に適時打を打たれ、三番手の荻野投手が走者をためると、四番手の高木投手がウイット選手に適時打され、この回計4失点。5対0と大差になってしまいました。
 そして9回も福盛投手に対し、1死からサブロー選手が安打するものの、ズレータ選手が二つめの併殺を打って試合終了。好投の久保投手を援護できず、完封リレーを喫してしまいました。イーグルス二番手の松崎投手はこれまで22試合登板して11敗していましたが、23試合目で嬉しいプロ初勝利。また、イーグルスは単独4位に上がっています。観客数は1万2千人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは新垣投手と八木投手が先発。初回に1死2塁から多村選手の5号2ランでホークスが先制すると、3回にも無死1塁から多村選手が2打席連続の6号2ラン。さらにこの回アダム選手にも5号ソロが出て、序盤で5対0と大量リードをします。
 一方、新垣投手は4回まで1安打投球。ところが5回2死無走者から連打されると、陽選手には死球で満塁とし、打席には22試合連続安打の森本選手。ここで新垣投手は得意の(?)暴投をしますが、福岡ドームでたまにある、跳ね返った球が本塁近く戻ります。これで三塁に行きかけてきた二塁走者がアウトになり、ここを凌ぎます。続く7回も新垣投手は2死からの連続四球で再び自ら危機を作り、今度は連続適時打で2点を返されます。しかしそこからは継投陣が抑え、最後は馬原投手が締めてホークスが5対2で勝っています。観客数は2万7千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズはジャン投手と山口投手が先発。2回に林選手の6号ソロでタイガースが先制。一方、1ヶ月以上白星がなく、今回ダメだったら降格とも言われていたジャン投手は4回まで3安打ながら2併殺などもあって12人で抑えます。さらにその裏、矢野選手の適時打で1点を追加すると、さらにジャン投手自らも適時打を放ちます。
 結局ジャン投手は6回を無失点に抑え、7回からは必勝継投。8回に久保田投手が1点を失ったものの、9回は藤川投手が三人で抑え、4対1でタイガースが勝ち、連敗を3で止めています。一方のベイスターズは5連敗となっています。観客数は4万5千7百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対読売は川上投手と内海投手が先発。今季、打球直撃もあってここまで1勝の川上投手ですが、今日は2回まで三者凡退。3回に安打と四死球で作った2死満塁も凌ぎます。
 一方、ドラゴンズはその裏、先頭の川上投手の安打を足がかりに福留選手の適時打で先制。さらに森野選手の2点適時打が出て3点を先制します。川上投手は6回に李選手の10号2ランで1点差に迫られますが、その裏、荒木選手が押し出しの四球を選んで再び突き放すと、7回にはウッズ選手が18号ソロを放ってダメ押し、8回からは岡本投手と岩瀬投手の継投で抑えて5対2でドラゴンズが勝っています。川上投手は開幕戦以来となる2勝目を挙げています。ドラゴンズはこれで6連勝となっています。観客数は3万7千6百人ほどでした。
 ヒーローインタビューはその川上投手と11セーブ目の岩瀬投手でした。アナウンサーが「3タテして首位ですね」とあおったのに対し、岩瀬投手が、「最後に1位にいればいい」と返したのが印象に残りました。
 なお、広島のカープ対スワローズは雨で中止でした。
 ところで、本日、タイガースの喜田選手とカープの山田選手の交換トレードが発表されました。喜田投手は二軍で2年連続二冠王を獲得していますが、タイガースの内野の層の厚さから一軍出場出場機会に恵まれませんでした。新天地で活躍が期待されるのと同時に、現在8連敗中のカープをさらに強くして大丈夫か、などとも思ってしまいます。一方の山田投手は2年連続のトレードとなっています。

2007年05月18日 23:48