2007年05月11日

一挙8点の猛攻で快勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは久保投手と新垣投手が先発。今日のスタメンは、6番にズレータ選手が入る、今週標準といった感じのオーダーでした。
 初回の1死1塁は盗塁失敗で三人で終わったマリーンズですが、2回2死無走者からズレータ選手とワトソン選手が連続四球を選んで好機を貰うと、今江選手に適時打が出て、マリーンズが先制します。
 一方、久保投手は2・3回と先頭打者に安打されながら0点に抑えます。しかし4回に1死後に多村選手に安打され、松中選手に四球を出した後、2死後に柴原選手に適時打を喫して追いつかれます。

 打線は4回まで2安打4四球と制球の定まらない新垣選手を捕らえきれません。しかし5回に先頭の青野選手が久々となる7号ソロを左翼席に放って勝ち越します。するとここからさらに新垣投手が制球を乱します。続くTSUYOSHI選手が四球の後に犠打で進むと、さらに盗塁で三塁に。すると新垣投手は福浦選手を歩かせた後、サブロー選手の打席で、リーグ1位にさらに上積みとなる13個目の暴投(ちなみに2位は3暴投)で、労せず3点目を貰います。
 さらに里崎選手の安打で満塁とすると、続くズレータ選手の当たりが右前に落ちて2点適時打となり、新垣投手をKO。さらに二番手の小椋投手からワトソン選手の代打で登場したベニー選手が適時打を放つと、この回9人目となった今江選手が4号3ランを放ち、この回計8点を挙げ、一挙に9対1の大差となります。
 久保投手は援護を貰った直後の6回に2番からの好打順を三人で抑えます。しかし続く7回に小久保選手にあわや本塁打という二塁打を打たれ、ブキャナン選手に適時打を打たれて1点を返されます。
 とはいえ、7回を終わって7点差、あとは久保投手の完投なるか、という展開になったかと思われました。ところが8回表、1死から森本選手が内野安打を放つと、多村選手も安打。そして足を痛めた松中選手に代わって四番に入った的場選手には死球を与えて満塁に。そして小久保選手の犠飛の後、柴原選手に適時二塁打を打たれてこの回3失点。これで投手交代となりました。
 しかし、ここから登板の荻野投手が、そこから4人を完璧に抑え、マリーンズが9対5で勝利。久保投手は対ホークス初勝利を挙げています。観客数は1万4千7百人ほどでした。

 神戸の合併球団対イーグルスはデイビー投手と林投手が先発。1対1で迎えた2回に高須選手の適時二塁打でイーグルスが勝ち越すと、3回には失策と野選もからみ、一挙4点を挙げます。しかし、林投手は先頭打者本塁打のみの1失点ながら2回までで66球を投げるという制球の乱れで降板。そして3回から登板した二番手の山村投手から、後藤選手の3ランで2点差に。さらに中盤、イーグルスが走者を出しながら残塁を重ねる間に、6回裏に村松選手の適時打が出て、ついに1点差にまで迫ります。
 これは合併球団ペースかと思われた8回、前の回から登板の渡辺恒選手が先頭の大引選手に安打され、犠打で1死2塁とします。すると、イーグルスは野村監督得意の「一人一殺」継投に。小倉投手が大西選手を抑え、有銘投手は死球を与えて2死1・2塁と長打で逆転の場面になると、8回ながら福盛投手が登板してラロッカ選手を抑え、1点差を守り抜きます。
 合併球団もリードされている展開ながら8回から加藤大投手を投入。しかし9回、先頭の藤井選手が安打すると、鉄平選手が送った後、高須選手がこの試合4本目の安打を放って1死1・3塁に。ところが、続く礒部選手の当たりは平凡な投ゴロに。三塁走者の藤井選手が飛び出しており、挟殺かと思いきや、一度飛び出している藤井投手を見た加藤大投手は、なぜか振り返って一塁に送球。打者走者はアウトになったものの、藤井選手が生還して、イーグルスが大きな追加点を献上されます。
 そして9回は福盛投手が1死から安打されたものの、久々の安定した投球で7セーブ目。ブログで異常者の誹謗中傷書き込みが増えたため、コメント欄を閉鎖した効果が早速現れた形になったのでしょうか。
 これでイーグルスは球団創設100勝目。また、合併球団とのゲーム差を3.5に拡げています。観客数は1万3千9百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは松井投手とボーグルソン投手が先発。前日に連敗を止めたタイガースは、初回には今岡選手の適時打で先制、2回には連続スタメンマスクの狩野選手の適時打で追加点を挙げます。そして3回に1点を返されますが、5回には先頭の関本選手が失策で出た後、林選手が4号2ラン、続く金本選手の2戦連発となる9号ソロを放ち、3点を取って突き放します。その裏、ボーグルソン投手がガイエル選手に5号2ランを打たれて2点差になるものの、6回を橋本健投手と能見選手の二人で抑えます。そして今日は7回にウイリアムス投手が先に登板。昨日との兼ね合いもあり、今日は久保田投手が7回途中から8回を抑え、9回は藤川投手がセーブと、小刻みな継投でリードを守り。5対3で勝利。単独5位に上がっています。観客数は2万2千9百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは吉見投手と大島投手が先発。3回にカープが新井選手の12号満塁本塁打で逆転しますが、4回にベイスターズが4安打で2点を返し、さらに種田選手に代打3ランが出てこの回一挙5点を挙げて逆転します。
 さらにその後もソロ2本でベイスターズが追加点。投げては継投陣が0点に抑え、9回には久々の一軍登板となった工藤投手が三人で抑え、8対4でベイスターズが快勝しています。観客数は1万2千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは内海投手と川上投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万2千2百人ほどでした。

2007年05月11日 23:20