2007年01月23日

バケツリレー方式

 一定以上の荷物を5人以上で運ぶ場合、二つの方法があります。一つは、各人が出発点から目的地まで自分の担当する荷物を運び続ける方法で、もう一つは出発点から目的地の間に全員を配置し、荷物を手渡しにする「バケツリレー方式」です。
 一見、後者のほうが効率が良さそうに見えます。ところが、実際にはこれを採用すると、ある地点の人のところに荷物がたまり、それを処理する間に他の人の手が止まってしまうという「ボトルネック」が生じてしまう事が多々あります。それが面倒になって、一人で最初から最後まで運ぶに切り替えてしまうことも少なくありません。
 かなり規模の小さい荷物運びでも、「バケツリレー方式時のボトルネック」は発生してしまいます。それを体験する度に、「こちらのほうが効率がいいはずなのに・・・」というもどかしさを感じます。
 かなり前に書かれた、「工場生産におけるボトルネックをなくす方法」を書いた本はいまだに多くの人に読まれていると聞きます。同様に誰か「ちょっとしたバケツリレー方式での荷物運びの際のボトルネックをなくす方法」を理論化してくれないものでしょうか。そのような本が出たら即座に買うのですが・・・。

2007年01月23日 00:36