2007年01月07日

マスターズリーグなどを初観戦

[ 野球 ]

 東京ドームにマスターズリーグの東京ドリームス対名古屋エイティデイサーズ戦を観に行きました。当然ながら、今年の野球初観戦です。ちょっと遅れて1回表終了時点で到着したところ、当日券売り場には「立ち見しかありません」の表示が。「マスターズリーグの後に行われる松坂投手壮行試合の影響だろうか」などと思いました。いずれにせよ、立ち見ではちょっと疲れそうなのでいったん観戦を断念。このまま帰るのも空しいので、自動車販売のインド料理を買って近くのベンチで食べていました。
 すると、しばらくして、「自由席は三階席のみです」という放送がありました。どうやら、開放していなかった三階席を急遽あける事にしたようです。それだけ、主催者の予想を越えた動員だったわけです。

 そこでチケットを購入。入ったときは2回裏でした。先発は東京が江夏投手で、名古屋が元ドラゴンズの小野投手でした。ただ、江夏投手は初回のみの登板だったようで、我々が入場した時は元ホエールズの早乙女投手が登板していました。一方、名古屋の小野投手ですが、場内放送によると、今季の名古屋の主戦級とのこと。まったくもって記憶になかったのですが、プロ在籍15年間で通算43勝、そのうち18勝を1988年に挙げ、最多勝・最高勝率・ベストナイン投手になってドラゴンズの優勝に貢献したという珍しい経歴を持つ人のようです。
 その小野投手は初回に自らの失策もあって2点を先制されたものの、その後は東京打線を抑えます。一方、リードしている東京は3回から元ファイターズの河野投手を登板させますが、名古屋打線につかまって同点となります。
 さらに4回、東京はホエールズの元エース・遠藤投手を登板させます。対する名古屋はこの回から出せる30代の「サポート選手」として登場の元ドラゴンズの前原選手がいきなり三塁打で出塁。そこから二死をとったものの、そこから四球を出した後、長嶋清幸選手の一塁後方に上がったハーフライナーがポトリと落ちて名古屋が勝ち越します。
 その後は、名古屋得意の継投で今中投手・鹿島投手・野中投手の継投で東京打線の反撃を抑えて名古屋が3対2で勝利。順位表が見あたらないので詳細はよく分かりませんが、名古屋も優勝の可能性があるそうです。
 今日、一番盛り上がったのは東京の村田投手が登板した時でした。投げる度に、観客席からカメラのフラッシュが光っていました。貴重な「58歳の140km/h」を記録したい気持ちは分かりますが、あれでは邪魔になるのではないでしょうか。ちなみに、今日の最高速度は136km/hでした。ただ、投球内容は3番からの中軸を2三振を含む三者凡退という完璧な投球でした。
 また、今日の東京は選手のスケジュール調整がつかないのか、9番DHで68歳の黒江透修コーチ兼選手がフル出場していました。すると、黒江選手の打席の時は、名古屋の右翼手・高橋智選手が極端な前進守備をとります。そのため、黒江選手は3打席目・4打席目ともいずれも右前安打性の当たりを放ちますが、その「黒江シフト」のせいで、3打席目はライトライナー、4打席目はライトゴロでアウトになってしまいました。この「ライトゴロ」の時、黒江選手はヘルメットを叩きつけて悔しがっていました。
 他に、東京の中野佐資選手(元タイガース)による、右中間を抜きそうな当たりを一回転して捕る美技も印象に残りました。観客数は3万6千人ほど。チケットの販売状況からわかるように、1階席は満員でした。

 続いて松坂投手の壮行試合として、茨城ゴールデンゴールズと松坂投手の友人が集まって作った「サムライ」の対戦がありました。冒頭にも書いたように、この大入りは松坂投手目当てかと思っていたのですが、マスターズリーグ終了後に半分くらいの観客は帰っていました。
 この試合、松坂投手は契約の関係で試合そのものには出場ができません。その代わりという感じで萩本欽一氏の要請もあって始球式さらには終了後に「終球式」での「登板」となりました。
 「サムライ」は四番にベイスターズの古木選手を、九番にはベイスターズを解雇されたばかりの田中選手を出場させていましたが、試合は茨城ゴールデンゴールスの快勝。途中、古木選手の打席で元ライオンズでゴールデンゴールスのコーチを務める松沼博久氏が登板し、内野フライに打ち取る、という場面もありました。
 「サムライ」は3回途中からライオンズの涌井投手が登板。その場面はマスターズリーグに引き続いて登場となった特別代打の駒田徳広氏を併殺で打ち取ったものの、続く4回には打ち込まれて4点を取られていました。もちろん、本気で投げたわけではなく、90~100km/hの球をうまく真ん中に集めた、という感じでした。
 結局、6回までやって8対0くらいでゴールデンゴールスが圧勝。「サムライ」は1安打くらいしか打てていませんでした。
 場内アナウンサー氏と萩本氏の絶妙のかけあいなどもあり、独特の面白さがあった試合でした。

 話は全く変わりますが、本日、西岡選手が登録名を「TSUYOSHI」にすると発表。球団も了承したとの事です。WBCで一緒にやったイチロー選手の影響もあるのでしょうか。とりあえず、応援歌は「かっ飛ばせーにっしおか」をそのまま「かっ飛ばせーつっよっし」にするだけで対処できそうだな、と思いました。

2007年01月07日 23:44