2007年01月07日

メールの送信者名

 10年前、初めて「インターネットメールアドレス」なるものを取得した時、「これで世界中の人々とやりとりができるんだ」みたいな感じの高揚感がありました。とはいえ、別に外国語が得意なわけでもなく、具体的に海外の人と交流しようという意思があったわけではありません。しかしながら、その「世界中の人と」という意識が強かったのか、メールの発信者名のところはローマ字にしていました。

 数年前までは、別にそれでもなんら支障はありませんでした。ところが、スパムメールの増殖により、状況が変わってきました。可能な限り、キーワードによる振り分けやメーラーのプラグインを使ってスパムを読まずに削除しているわけですが、やはり限界があります。そういう時、送信者名が漢字になっているかローマ字になっているかの違いが大きいことに気づきました。やはりローマ字だと、外国産のスパムなのか、ローマ字を送信名にしている知り合いかの区別がちょっとつきにくいのです。
 それに気づいたとき、「自分が貰うときそうなら、相手もそうだろう」と思いました。そして年明けを機に自分のメールの送信者名をローマ字から漢字に変えました。
 それにしても、「スパムメール」という形で、自分宛に外国人からメールが来るようになるとは、10年前にメールアドレスを取得した時は夢にも思いませんでした。いい意味でも悪い意味でも、ネットの世界は想像を絶することがいろいろと起きるものです。

2007年01月07日 01:39