2007年01月06日

もし北方領土が

 日ロそれぞれの高官が、北方領土問題の解決案について発言しています。そんななか、ふと思ったのが、北方領土の対岸である北海道東部の事でした。かつては、オホーツク沿岸のほとんどには鉄道が敷かれ、「オホーツク縦貫線」という構想もありました。しかし、ローカル線廃止という「国策」により、北海道の鉄道は半分以上が廃線に。オホーツク沿岸でも網走以北の鉄道は全てなくなりました。
 そのような状況に思いをはせた時、仮に北方領土がずっと日本領だったらどうなっていたのだろうか、という考えが頭をよぎりました。北海道本土ですら過疎が進んでいるのに、その離島ですから、より一層厳しい状態になっていたのでは、と思ったわけです。それこそ、TVの「過疎特集」の定番として国後島が出ていた、などという可能性もあります。そう考えると、奪われただけに、あれだけ関心を持ってもらえるというのもちょっと皮肉なものだ、と思いました。もっとも、その関心もソ連崩壊後に激減していますが・・・。
 今後どうなるか全くわかりません。ただ、個人的には、自然を破壊しないまま、日本人が自由に出入りできるような形になればいい、と思っています。

2007年01月06日 01:52