2007年01月04日

初詣行列

 職場の近くに大きな神社があります。どうやら、由緒ある神社のようで、昼休みに外に出たら、境内のみならず、道路まで行列ができていました。しかも、その後夕暮れ時にまた下に降りた時も、まだまだ道路に行列がありました。何人か警備の人もおり、尋ねる人に「一時間待ちですよ」などと言っています。
 それに驚きながら、今まで、初詣に行く人や破魔矢を持って帰路につく人は見ても、実際に神社仏閣に行って初詣をする人を見るのは初めてだ、という事に気づきました。

 というわけで、37歳にして初めて「初詣の現場」を見たわけですが、非常に奇異に感じたことがあります。普段、この神社に参拝者の行列ができることはありません。ならば何も正月休みに寒い中道路に並ばずとも、暇な週末にでも行って拝めばいいのでは、と思います。私自身は「やおろずの神」などは信じていませんが、仮にいたとしても、三が日にまとめて来た一人の祈りより、空いているときに来た人の祈りのほうが届きやすいのでは、と思ってしまいます。
 もちろん、「三が日」というのは年に三日しかない特別な三日間である、という事は分かっています。しかしながら、せっかくの貴重な休日なのに、寒い中道路に一時間近くも並ぶのは色々な点において勿体ないのでは、と他人事ながら気になりました。

2007年01月04日 00:55