2006年12月14日

酒飲んで若者に人生語る?

 飲み屋でトイレに行き、出ようとしたらいきなり学生さんに声をかけられました。何でも、現在3年で就職活動中なのだが、会社員とはどういうものなのか、教えてほしい、とのことでした。しかもなぜかその学生さんの連れが続々と現れ、せまいトイレに7人くらいの集団ができてしまいました。
 結局、語れた事と言えば、別ブログでちょくちょく書いているような、「今の日本経済はごく一部の得する人と、その下敷きとなって損をする多くの人に分かれつつある」とか「人件費を減らして儲けを得ようとするため、社員はどんどんこき使われる」などという事でした。これから社会に出ようとする若者に対し、夢も希望もあったものではない話ですが、なぜか彼らは好意的に聞いてくれました。まあ、そこそこ的外れではないと思ってもらったのでしょうか。
 それにしても、いきなりの「講演依頼」にはかなり驚きました。冷や汗かきながら何とか話し終えた後、ふと「これって『酔って若者に説教するオッサン』だよな」と思いました。自ら進んでの事ではないとはいえ、まさか自分がこのような事をする日がくるとは夢にも思いませんでした。

2006年12月14日 23:38