2006年09月23日

小林雅投手が打たれるも、サヨナラで勝利

[ 野球 ]

 今日は日中に所用があってデーゲームは携帯メール観戦でした。
 千葉で行われたマリーンズ対ファイターズは小野投手とダルビッシュ投手が先発。約1ヶ月前の8月20日に同じ千葉で同じ両先発で行われた試合で、序盤早々ダルビッシュ投手をKOし、小野投手は1安打投球。このままゲーム差を2に詰められると思ったら、小野投手が突如のアクシデントで降板し、急遽登板した継投陣が打たれて逆転負け。そこから両チームの勢いにはっきり差が付き、それから1ヶ月と3日で当時の3ゲームが18ゲームになってしまったわけです。少なくともマリーンズにとってはあの試合が今季の運命を決定づけたとも言えるでしょう。
 さて、試合のほうは2回までともに無安打で三者凡退。しかし3回表、直前の守備でカメラ席に飛び込んでファウルフライを好捕した稲田選手が、初の出塁となる安打を放ち、犠打で進んだ後、金子選手が先制適時打を放ちます。さらに、田中賢選手にも適時打が出て、この回、2点を失います。

 しかしその裏、マリーンズも先頭の今江選手が二塁打を放ち、内野ゴロで三塁に進んだ後、前の試合に続いてスタメン起用の南選手が移籍後初打点をなる犠飛を放ち、1点を返します。さらに続く4回、2死無走者から里崎選手が17号ソロを放ち、同点に追いつきました。
 小野投手は、失点した3回以外は素晴らしい投球。8回まで投げて、うち7回を無走者に抑えます。一方のダルビッシュ投手も7回まで6安打2四球ながら2点に抑えます。
 そして迎えた8回裏、先頭の代打・塀内選手が四球で出塁し、犠打で進むと、青野選手が適時三塁打を放って勝ち越し、さらに代わった岡島投手から福浦選手が適時打を放ってもう1点を奪います。
 そして9回、小林雅英投手が登板しますが、1死から田中賢選手に三塁打され、小笠原選手に犠飛を打たれて1点差、そして続くセギノール選手に24号ソロを打たれて追いつかれてしまいます。
 しかしその裏、前の回から登板の武田久投手から先頭の今江選手が安打で出塁すると、続く大松選手が犠打で送り、打席には前の回の代走から守備に入っていた大塚選手が登場。ファイターズもマイケル中村投手を投入しますが、大塚選手が左翼フェンス直撃の、プロ13年目で初となるサヨナラ打を放ち、マリーンズが5対4で勝利しました。これでファイターズは首位陥落しています。
 観客数は今季2番目となる3万飛んで8人。ちなみに今季一番は冒頭で書いた8月20日の試合でした。今季の成績はバレンタイン監督就任前の定番と言える「早々とBクラスが決定して消化試合」です。2年前まで、このような状況での本拠地最後の連戦は内野自由無料開放でした。それが、相手のファイターズが熾烈な首位争いをしているとはいえ、通常料金で3万人入ったわけです。あらためてバレンタイン監督就任以降のマリーンズの人気向上を感じさせられました。
 明日の本拠地最終戦は諸積選手の引退試合。我々も観戦予定ですが、果たして今季最高となるのでしょうか。

 仙台のイーグルス対ライオンズは一場投手と涌井投手が先発。ライオンズ1点リードの5回に涌井投手が危険球で緊急降板し、緊急登板の許投手から、イーグルスが3点を取って逆転します。しかし、7回に追いついたライオンズが、8回に前の回から登板の小倉投手から石井義選手が3号2ランを放って勝ち越し。その裏、イーグルスも山崎武選手の適時三塁打で1点差とし、なお1死三塁と同点機を作りますが、反撃もそこまで。ライオンズが5対4で勝ち、首位に復帰すると同時に、自力1位を復活させています。観客数は1万9千2百人ほどでした。
 福岡のホークス対合併球団は杉内投手と平野佳投手が先発。ホークス2点リードの6回に下山選手が4号同点2ランを放ちます。そして8回に1点ずつ取り合って迎えた9回、1死3塁から村松選手が内野ゴロを放ってこれが決勝点に。9回裏に一人だけ投げた山本投手がプロ初セーブを挙げています。観客数は3万3千9百人ほどでした。ホークスは4年連続の勝率リーグ1位がかなり難しくなっています。

 東京ドームの読売対タイガースは内海投手と下柳投手が先発。初回に李選手の適時打で読売が先制しますが、直後の2回に浜中選手の18号2ランで逆転。さらに中盤にも着実に追加点を挙げて6対1に。そして8回には赤星選手の適時二塁打などでダメ押しし、10対2でタイガースが圧勝しています。観客数は4万5千5百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ドラゴンズはガトームソン投手と山本昌投手のノーヒッター対決。ドラゴンズが3対2でリードした6回表、2死2・3塁から山本昌投手に代打で立浪選手を出すも敬遠。続く荒木選手が倒れ、ドラゴンズは追加点を取れません。そしてその裏、二番手の久本投手がスワローズ打線につかまり、リグス選手の2点適時打でスワローズが逆転。さらに打者一巡でこの回一挙5点を取ります。ドラゴンズも8回に1点を返し、9回2死から福留選手の適時打で2点差に迫りますが、最後は高津投手がウッズ選手を抑え、スワローズが7対5で勝利。タイガースとドラゴンズの差は再び4に戻っています。観客数は2万7千4百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは長谷川投手と土肥投手が先発。土肥投手の立ち上がりを攻めたカープがいきなりの三連打で無死満塁とした後、新井選手の犠飛と広瀬選手の適時打で2点を先制。6回には新井選手の25号ソロで追加点を挙げます。ベイスターズも反撃しますが、5人の継投陣が抑え、4対2でカープが勝っています。観客数は1万3千4百人ほどでした。

2006年09月23日 23:58