2006年09月16日

山本昌投手、史上最年長での無安打無得点試合

[ 野球 ]

 名古屋のドラゴンズ対タイガースは山本昌投手と福原投手が先発。前回の完投勝利で防御率リーグ2位とした福原投手ですが、初回1死から井端選手に6号ソロを打たれ、先制を許してしまいます。一方の山本昌投手ですが、3回まで全て三者凡退。4回に先頭の赤星選手が内野ゴロ失策で出塁し、犠打で二塁に進まれますが、ここも後続を抑えます。
 するとその裏、1死2塁からウッズ選手が34号2ランを放ち、ドラゴンズが3対0とリードを広げます。
 山本昌投手は5回以降もタイガース打線を完璧に封じ込めます。福原投手も5回以降は1安打にドラゴンズ打線を抑えますが、いかんせん、山本昌投手が良すぎます。

 そして9回表、先頭の代打・スペンサー選手の打球は中堅後方に飛びますが、結局追いつかれてアウト。続く代打で昨年のドラゴンズ戦で活躍した中村豊選手も三塁ゴロに。そして唯一の出塁者であった赤星選手がこれまた三塁ゴロに打ち取られ、試合終了。山本昌投手がプロ23年目で初となる無安打無得点試合を無四死球で達成。唯一の走者は失策なわけですから、「限りなく完全試合に近い無安打無得点」と言えるでしょう。
 これでゲーム差は再び6に。ドラゴンズのマジックは残り24試合で15となりました。残念ながら、この試合で実質的に決まったとも言えるでしょう。ただ、この「優勝への望みがかかった試合で無安打無得点でトドメ」というのは、最近では1995年と97年にありましたが、そこで無安打無得点を喫した球団は、いずれも翌年に優勝しています。そういう意味では、来年の事を考えたら「ゲンがいい」と言えるかもしれません。観客数は3万8千2百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープはゴンザレス投手と長谷川投手が先発。初回にいきなり連打で無死2・3塁の好機を作ったスワローズが、内野ゴロの間に先制し、さらにラミレス選手にも適時打が出ます。なお、これでラミレス選手は史上5人目となる5年連続の100打点を達成しています。さらに4回の田中浩選手の4号ソロなどで追加点を挙げ、一時はスワローズが4対0とします。しかし、6回に前田選手の19号2ランで反撃し、8回にも1点を返して1点差に迫ります。そして9回も2死から高津投手から連打で好機を作りますが、最後は高津投手が踏ん張り、スワローズが4対3で勝利し再び貯金を1に。一方のカープは7連敗となっています。観客数は1万8千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は吉見投手と内海投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万2百人ほどでした。

2006年09月16日 22:01