2006年08月24日

延長11回の大量点で連敗止める

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは松永投手と清水直投手が先発。2回に里崎選手が四球で出た後、ベニー選手に久々となる12号2ランが出て先制します。
 ところが、その裏に1点を返された清水直投手が、続く3回に1死1・2塁から暴投で走者を進めた後、和田選手の2点適時二塁打で逆転されます。
 しかしその直後の4回、先頭の里崎選手が安打を放つと、ベニー選手がまたも初球を左翼席に叩き込み、2打席連続の13号2ランを放って逆転。3安打で4点と効率よく得点します。

 効率のいい援護をもらいながら、今日の清水直投手はどうも調子が出ません。その裏1死から連続二塁打を打たれて追いつかれ、さらにカブレラ選手を歩かせたところで7安打4四球4失点。今季最短の3回2/3での降板となりました。
 しかし、昨日・一昨日と失点していた中継ぎ陣が好投。この2死1・2塁の危機で登板したバーン投手が和田選手を抑えると、5・6回も安打はされるものの無失点に抑えます。7回から登板の神田投手は1死を取った後に満塁にしてしまいますが、ここで登板の藪田投手がこの危機を凌ぐと、さらに8・9回も抑えます。
 このように投手陣は頑張りますが、打線もライオンズの継投陣に抑えられます。7回には先頭のサブロー選手が二塁打を放ち、犠打で1死3塁となりますが、得点できません。
 そのまま延長に入り、10回裏、マリーンズは藤田投手を投入しますが、先頭の福地選手に死球を当ててしまい、犠打で2塁に進まれ、2死後に中軸を迎えたところで小林雅英投手に交代します。このサヨナラ機で小林雅投手は、カブレラ選手は2-3から歩かせたものの、和田選手を打ち取り、何とか凌ぎます。
 11回表に、ライオンズも小野寺投手を投入しますが、先頭のパスクチ選手が安打を放ち、福浦選手も渋く二遊間を抜いて無死1・3塁に。そして1死後に本日2本塁打3安打4打点で、しかも延長で無類の勝負強さを発揮するベニー選手が打席に。遊ゴロとなってバックホームされますが、パスクチ選手の長い足がブロックをかいくぐって生還し、野選で逆転。ベニー選手は本日5打点で、先制・逆転・決勝の打点を挙げた事になります。
 さらに今江選手の安打でつなぐと、サブロー選手、さらには塀内選手・青野選手にも適時打が出てこの回一挙5点を勝ち越し、小野寺投手をKOしました。1日のライオンズ戦で小林雅投手が5点を奪われましたが、その借りを返した、といったところでしょうか。
 その裏、小林雅投手は先頭のリーファー選手に一発を浴び、さらに2死2・3塁にまでしますが、最後は赤田選手を三振に打ち取り試合終了。連敗を4で止めています。一方、ライオンズは18残塁。これはワーストタイ記録だそうです。観客数は1万6千人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ファイターズは山村投手と立石投手が先発。初回にイーグルスが先制しますが、直後の2回表に5安打で4点を取ったファイターズが逆転すると、稲葉選手にランニング本塁打が出るなど、4回までに10得点と序盤で試合を決めます。イーグルスが山村投手をなかなか代えず、一方の立石投手は「ノルマ」が決まっているため、両先発が1失点と11失点でともに6回でマウンドを降りる、という珍しい事になりました。結局、ファイターズが13対1と大勝して5連勝。プレーオフ進出マジックを18にしています。観客数は1万6千5百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ホークスは平野佳投手と神内投手が先発。6回にホークスが逆転しますが、8回に追いついた合併球団が、9回に塩崎選手が馬原投手からサヨナラ打を放ち、3対2で合併球団が勝っています。観客数は1万7千1百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは黒田投手と安藤投手が先発。6回に浜中選手の適時打でタイガースが勝ち越しますが、8回に3番手の久保田投手が前田選手に13号逆転2ランを放たれ、3対2でカープが勝利。黒田投手は完投で12勝目を挙げています。1万7千1百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対スワローズは川上投手と石川投手のエース対決。ところが4回にラミレス選手の20号2ランでスワローズが先制すると、続く5回にはリグス選手とラミレス選手の適時打で3点を取り、川上投手から計5得点。ドラゴンズは10安打しながらソロ1本の1点だけで、5対1でスワローズが勝っています。観客数は3万3千9百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は那須野投手とグローバー投手が先発。序盤でベイスターズが3点リードしますが、4回に李選手の37号3ランで追いついた読売が5回にも3点を挙げて逆転します。ところがその裏にベイスターズが打者11人・6安打で一挙5点を取って逆転。8回には吉村選手の20号2ランで突き放します。
 ベイスターズは継投陣が6回以降無安打に抑えました。その6回から投げた山北投手が移籍後かつ今季初の勝利を挙げています。観客数は2万2千3百人ほどでした。

2006年08月24日 23:33