2006年08月19日

結果を知れば、それ以外あり得ない話

[ 交通 ]

 総武線快速・横須賀線での通勤が続いています。帰りは本を読んでいるのですが、ある日何の気なしに、西大井駅から品川駅の間で外を見ていた時、奇妙な事に気づきました。西大井駅からは品川に行く横須賀線と、大崎に行く湘南新宿ラインに分岐します。ところが、大崎方面の車窓を見ていると、西大井駅を出てから湘南新宿ラインの線路が分岐せず、そのまま大崎駅が見えます。
 最初は、駅を出てすぐ分岐するのを見落としたのだろう、と思っていました。しかし、その後何度見ても分岐線が見えません。一度気になると落ち着かないので、今日はついに運転台の後ろに立ってしまいました。

 そして西大井駅を出てしばらくすると、左右の線路の分岐が見えました。「やはり分岐はあるよな、何で今まで見れなかったのだろう」と不思議に思っていると、何と電車は品川方面である右でなく、大崎方面の左へ曲がったのです。一瞬、まさかポイント故障で逆に行ったのか?などと思ったのですが、車窓風景はいつもと同じでした。
 その時はじめて、「湘南新宿ラインは一度逆方向の右に分岐し、そこから左折して横須賀線の線路の下をくぐって大崎に行く」という事に気づきました。
 別に、このような分岐はさほど珍しいわけではありません。我が家から一駅隣の京成津田沼でも、同じように左の成田方面に行く本線が一度右に分岐し、千葉線の下をくぐります。そういう身近な例があるにも関わらず、「左への分岐がなければ右に分岐する以外ない」という事に気づかなかったわけです。我ながら、頭の固さに呆れました。

2006年08月19日 23:44