2006年08月19日

終盤の大逆転負けで再び4ゲーム差に

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは小野投手とダルビッシュ投手が先発。先週は同じ顔合わせでダルビッシュ投手に1点に抑えられて負けましたが、今日は1回裏、先頭の根元選手が二塁打で出塁し、内野ゴロで三塁に進んだ後、福浦選手に犠飛が出て、あっさりマリーンズが先制します。さらに、2回にはワトソン選手に4号ソロが出ます。
 小野投手は2回まで無安打でしたが、3回に金子選手に許したこの試合の初安打が6号ソロとなり、1点差に迫られます。しかしその裏、1死から根元選手が四球で出ると、続くパスクチ選手が右翼席に、最近2週間で6本目となる10号2ランを放って突き放し、ダルビッシュ投手をKOします。さらに5回には、青野選手が2試合連続の5号と、3連勝での打のヒーロー二人の本塁打で5対1とリードを広げます。

 一方、小野投手は本塁打を打たれた後は完璧な投球。6回まで1安打1四球とファイターズ打線を抑えます。ところが7回、一度マウンドに上がった後、急遽降板。なんでも、股関節を痛めたとの事です。ここで急遽救援に登板した藤田投手が小笠原選手とセギノール選手を抑えて2死にしたものの、続く稲葉選手に16号ソロを打たれます。
 ここから右が続くという事もあり、マリーンズは中継ぎ三本柱の一人と言える神田投手を投入しますが、新庄選手にファウルフライを打たせたものの、惜しくも取り切れなかったところから事件が始まります。
 結局、新庄選手は四球を選ぶと、続く代打・小田選手の右中間を抜く適時二塁打で1点を返され、さらに暴投で三塁に進めた後、飯山選手に四球を出してしまいます。たまらずベンチはバーン投手を送りますが、金子選手に2点適時三塁打を打たれて同点に、さらに森本選手に勝ち越し適時打を打たれてしまいます。何と、2死無走者からの5失点となってしまいました。
 こうなるとファイターズは勝ちパターンの継投。7・8回は武田久投手、9回はマイケル中村投手の前にマリーンズ打線は走者を出すことができず、6対5で逆転負けを喫しました。
 好投の小野投手のアクシデント、今季ここまで安定した投球を続けていた神田投手のまさかの乱調と、まさに魅入られたような逆転負けでした。
 観客数は今季最高の3万1千24人。初の3万人越えです。それだけこの試合の重要性が認識されていた、という事でしょう。明日は観戦の予定ですが、果たしてどれだけの混雑になるのでしょうか。

 所沢のライオンズ対ホークスは涌井投手と寺原投手が先発。4回に今日はライオンズのカブレラ選手が24号2ランを放って先制すると、5回にも1点を追加します。一方、涌井投手は6回まで無安打投球。しかし7回に大村選手が初安打を放つと、松中選手に適時二塁打が出てホークスが1点を返します。
 ところがその裏、2死満塁から和田選手が押し出し四球を選ぶと、続くリーファー選手が8号満塁本塁打。一挙5点を挙げて試合を決めました。結局8対1でライオンズが圧勝し、再び単独首位に立っています。観客数は2万5千3百人ほどでした。
 神戸の合併球団対イーグルスは吉井投手と有銘投手が先発。2回に併殺の間にイーグルスが先制した直後、吉井投手は足を痛めて降板してしまいます。さらにイーグルスは、5回にも失策もあって2点を追加します。その裏、合併球団もガルシア選手の8号2ランで1点差に迫りますが、直後に登板の金子投手が2死から三者連続四球。代わった高木投手も四球を出し、無安打でイーグルスが追加点を挙げます。その後、1点ずつ取り合って、結局5対3でイーグルスが勝ち、2ヶ月ぶりの3連勝。小倉投手が3試合連続のセーブを挙げています。観客数は2万5千2百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは鎌田投手と福原投手が先発。昨日は1回から3回の間に爆発したタイガース打線でしたが、今日は4回から6回の安打に10安打を集めて9点を挙げます。福原投手は4点を失ったものの、打っても3安打2打点と活躍。10対4でタイガースが勝っています。観客数は3万1千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープはベバリン投手とフェリシアーノ選手が先発。2回までにカープが6点を取りますが、そこからベイスターズが反撃して同点に。そして7回に一挙5点を挙げて勝ち越し、11対9で勝っています。観客数は1万8千人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズはグローバー投手と山本昌投手が先発。4回に井上選手の適時打などで2点を先制したドラゴンズが6回に森野選手の6号ソロで追加点。山本昌投手は6安打3四死球ながら8回を無失点に抑え、9回は岩瀬投手が32セーブ目。3対0でドラゴンズが勝ち、マジックを33にしています。観客数は4万4千人ほどでした。

2006年08月19日 23:40