2006年04月23日

ゆとりを持って皆から利息をふんだくる?

 クレジットカード会社からのメールには必ずといっていいほど、「ゆとリボくん」だの「皆リボくん」だのという名前がついている、「リボルビング払い切り替え」の案内が載ります。
 そして、これらの宣伝文に「リボ払いの利率」については一切記載がないのです。さらに、そこに記載しているURLをクリックして出たページにも「手数料率」という名の利率が記載されていない場合すらあります。
 ちなみに、宣伝メールの中には、「リボ払いにした人から抽選で何名様に1万円分の商品券をプレゼント」などというのもあります。それだけの宣伝費を使ってもとが取れるのですから、この「リボへの切り替えで利息を取る」というのはカード会社にとってよほど割のいい商売なのでしょう。

 しかも、普通の広告メールのみならず、月額支払い情報メールにも、この「リボ切り替え宣伝」が入ります。それも、メールの最後のほうにセキュリティ関係の情報など「重要事項」が書いており、広告を見ないとそこにたどりつけないようになっているのです。
 もっとも、そこに書かれている「セキュリティ情報」は「暗証番号は大切だ」程度の事しか書かれていません。それを見るために、わざわざ「利率を明言せずにリボ払いを宣伝する」といった利用者の経済的なセキュリティに悪影響をおよぼすような情報を見る必要はないでしょう。そう考えると、クレジット会社から来るメールは、支払金額案内の部分以外はスパムと大差がないと思うべきなのかもしれません。

2006年04月23日 23:52