2006年04月18日

新庄選手、お立ち台で引退表明

[ 野球 ]

 東京ドームのファイターズ対合併球団は江尻投手とセラフィニ投手が先発。今季のセラフィニ投手の1敗目は本塁打3発、2敗目は押し出し連発でしたが、今日はその複合版。1回から2回にかけてソロ3発を浴び、5回には満塁から死球と四球で連続押し出しをするなど6失点KOとなりました。
 さらに2点差で迎えた7回裏には2回に本塁打を放っている新庄選手が本日2本目となる満塁本塁打を放ち、10対4と突き放します。しかし本塁に戻ってきた新庄選手はあまり喜びを表しません。実は既に2回の本塁打の時に広報を通じて引退を示唆する談話を発表。そして試合終了後のヒーローインタビューで正式に引退を表明しました。ただ、今季は最後まで出場するとの事です。

 思えば、1992年に「亀新コンビ」として売り出してからもう14年もたっているわけです。その間、投球練習をしたり、メジャーに行ってワールドシリーズに出たりと、本当に目立つ野球人生を送ったと思います。今日の2本塁打を見れば「まだまだやれる」という気がしない事もないですが、余力を残してバットを置くのも新庄選手らしいと言えるでしょう。
 特に「1リーグ制問題」が勃発した中で行われた2年前のオールスターでの「予告本塁打の構えをしてからセーフティーバント」、「単独ホームスチール」、そして「ヒーローインタビューで『これからはパリーグです』」は今でも鮮明に覚えています。残りの選手生活でどんな事をやってくれるか、楽しみです。
 なお、試合のほうはそのままファイターズが10対4で勝利。対合併球団戦を4戦4勝としています。観客数は1万2千5百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスはグラマン投手と新垣投手が先発。無安打無得点の翌日にまた完封と打撃絶不調のホークスは何とチーム打率リーグ最下位。また、一昨日に暴行事件を起こしたズレータ選手が10日間の出場停止となった事もあり、6番から9番まで打率が2割ちょっとから1割の打者を4人並べるという苦心のオーダーを組みました。ちなみに大リーグで活躍中の城島選手は打率3割6分、井口選手は3割4分です。
 初回にライオンズが先制しますが、3回にホークスが28イニングぶりの得点となる稲嶺選手の適時打で追いつき、さらに松中選手の犠飛で勝ち越します。そして終盤にも追加点を挙げて計5点。ライオンズは一昨日同様に8回に反撃してカブレラ選手の4号2ランで2点差に迫りますが、2死1塁から登板の馬原投手が完璧な救援を見せ、5対3でホークスが勝って連敗を止めています。新垣投手は早くも4勝目を挙げています。一方のライオンズは今季初の3連敗。観客数は9千3百人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対タイガースは中田投手と下柳投手が先発。初回に福留選手の適時打で先制され、6回にはウッズ選手に2ランを喫します。一方、打線のほうは、中田投手の前に8回まで5安打2四球で無得点。その快投に時事通信は「中田、プロ初完封」という写真入りニュースをフライングで配信したほどですが、落合監督は9回に今季12試合で早くも7試合目の登板となる岩瀬投手を投入。三人で抑えられ、5セーブ目を挙げられています。タイガースは2試合で1得点と急に打線が低調になっています。観客数は2万8千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズはダグラス投手と門倉投手が先発。15試合目にして新打線をあきらめ、昨年に戻したカープ打線が序盤から大当たり。2回までに10点を取り、早くも組み替え効果が出ました。また、ダグラス投手は6回まで無安打投球。7回に2点を失って降板しましたが、早くも2勝目を挙げています。観客数は9千8百人ほどでした。
 倉敷の読売対スワローズはパウエル投手と石井一久投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万4千8百人ほどでした。

2006年04月18日 23:28