2006年04月14日

3試合連続1得点で3連敗

[ 野球 ]

 東京の西の方で仕事があり、直帰になったので、西武ドームに行ってみました。築27年目にして初めての事です。ドーム球場に行くのは、東京・福岡・札幌に続いて4つめです。
 その西武ドームですが、丘陵地という事もあり、周囲の桜がまだかなり残っており、座席から見るとなかなかきれいです。しかし、その代償(?)で風が吹き込み、寒くてかないませんでした。ナイターの場合は、普段はビールを飲みながら観戦するのですが、今日は球場名物の狭山茶を飲みながらの観戦となりました。1杯150円ですが、売り子さんもわざわざ専用の衣装を着ています。味自体はティーバックで、特に美味いとは思いませんでしたが、この時期のナイターには必須と言えそうです。
 さて、ライオンズ対マリーンズは松坂投手と小野投手が先発。マリーンズ打線は、3回まで、誰一人出塁できません。一方、小野投手は初回は併殺もあって3人で抑えたものの、2回、突如制球が乱れ、3四球で2死満塁に。しかし、9番の高木浩選手を抑え、0点に抑えます。

 二巡目となった4回表、先頭の西岡選手が日本シリーズ・WBC決勝で見せた二塁へのバント安打で出塁します。さらに1死後に福浦選手が右前に運んで1・3塁と先制機を作りました。ここでベニー選手が右翼線際にファウルフライ。そこそこ飛距離があったのですが、これを右翼手のGG佐藤選手がストライク返球。俊足の西岡選手でも間に合わず併殺に。さらにこのブロックで(追記・腕でした)を痛めた西岡選手は交代となってしまいました。
 その裏、小野投手は簡単に2死を取り、7番の中村選手も2-0と追い込みますが、1ボールの後、左翼ポール際にライナーで運ばれ、先制されます。さらに5回裏、先頭の高木浩選手が安打で出て、犠打で進まれ、四球で1・2塁となります。しかし、ここは小野投手が、初回に続いて中島選手を併殺に打ち取り、追加点を与えません。
 これで流れが変わったのか、6回表、先頭の塀内選手に対し、松坂投手が0-3とボール先行。2-3になった後、塀内選手が右中間に4年ぶりのプロ2本目となる本塁打を放ち、同点に追いつきます。
 7回表はマリーンズは1死からベニー選手が安打するも得点ならず、その裏のライオンズは1死1・2塁と勝ち越し機を作ります。ここでマリーンズは二番手の藤田投手を投入。好調の赤田選手相手ですが、見事併殺に打ち取ります。ライオンズはチーム3つめの併殺です。
 続く8回表、1死から塀内選手が失策で出塁。さらに今江選手の内野安打でマリーンズも1死1・2塁とします。しかし、西岡選手に代わって入った渡辺正人選手、さらに井上選手が連続三振に打ち取られ、こちらも得点なりません。
 そしてその裏、藤田投手が石井義選手に安打されます。石井義選手は約10日ぶりのスタメンでしたが、この日3安打1四球、伊東監督の起用が的中した感じです。ここでマリーンズは藪田投手を投入しますが、中島選手は打ち取ったもののカブレラ選手にストレートの四球。さらに和田選手は抑えて2死までこぎつけますが、4回に好返球をしているGG佐藤選手が三遊間を抜く適時打を放ち、ライオンズが再びリードを奪いました。
 9回表は三番の福浦選手からの好打順だったのですが、9回になると球速が増す松坂投手の前に、クリーンアップが三者三振。ただ、なぜか西武ドームには球速表示がないので、実際にどのくらい出ていたかは分かりませんが・・・。
 というわけで、終わって見れば3日連続1得点という貧打が響き、3連敗。対ライオンズ戦は4連敗となってしまいました。観客数は1万1千4百人ほどでした。
 ところで今日の席は、内野自由席でした。特典がタダみたいな額でつくなど、とかく分かりにくい西武ドームの入場料金ですが、ビジターFC割引で2,200円。マリンで同じくらいの席だと当日券で定価2,300円、FC割で1,900円ですから、似たような水準と言えるかもしれません。ちなみにこの席、ブルペンと隣接しており、網を隔てて選手の投球練習を見ることができます。
 この試合では、5回に小宮山投手が軽く投げ、7回頭には小林雅英投手がキャッチボールを始め、途中からは藤田投手と内投手が。8回に入ってからは藪田投手、という感じでした。小林雅投手が入った時は、何人かのファンが来て、携帯カメラで撮ろうとして、係員に制止されたりしていました。登板を控えている投手なので邪魔するのはよくないのですが、撮りたくなる気持ちも分からなくもありません。そのくらい、スタンドとブルペンが接近していました。

 神戸の合併球団対イーグルスは吉井投手と松崎投手が先発。初回にイーグルスが先制しますが、2回に北川選手の2ランで逆転し、さらにボークもあって計4点で松崎投手はKO。二番手の藤崎投手も打たれ、4回を終わって9対2の大差に、終わってみれば10対2で合併球団が大勝しました。観客数は8千9百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対カープは井川投手と大島投手が先発。初回1死から5連打でタイガースが3点を先制し、4回にもシーツ選手の3ランが出るなど計7点。一方、井川投手は5安打4四死球と走者を出すものの、得点を許しません。9回の1死1・2塁も連続三振で切り抜けます。そしてこれが通算1,000奪三振となりました。昨年5月以来の完封で2勝目を挙げています。観客数は4万2千1百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売はベバリン投手と上原投手が先発。2回にベイスターズが先制しますが、3回に読売が4点取って逆転し、5回の時点で6対3とします。この頃、西武ドームで「他球場の経過」という事でこのあたりのスコアが表示されました。西武ドームの経過表示は、試合の流れにあわせてパラパラと順番に得点が表示されます。したがって、2回に「1対0」となった時点ではレフトスタンドから拍手が起きたのですが、直後の4点、さらには2点の追加点あたりですぐにため息に変わりました。
 ところが、そこからベイスターズが3点差を追いつき、延長戦に。9時にマリーンズの試合が終わり、2時間近くかけて幕張本郷まで帰り、部屋に入ったらまだ中継をやっていたのでたまげました。しかし、12回裏の1死満塁のサヨナラ機をベイスターズが逃し、結局6対6で引き分けとなっています。観客数は1万4千8百人ほどでした。

2006年04月14日 23:50