2006年04月13日

連日の初回失点で完敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは渡辺俊介投手と寺原投手が先発。初回、先頭の大村選手に対し、めったに四球を出さない渡辺俊投手がいきなり四球。さらに安打で1・2塁とし、ここで松中選手に先制3ランと、昨日の再放送みたいな展開で3点を失います。昨年、渡辺俊投手は松中選手に6回本塁打されていましたが、いずれもソロ。走者を置いての本塁打はなかったのですが、今年は初対決でいきなり食らってしまいました。その後も3連打などで2死満塁とされますが、ここは抑えました。
 その裏、マリーンズも先頭の西岡選手が四球で歩き、さらに盗塁しますが、後続を断たれます。しかし、3回裏、先頭の塀内選手が安打で出塁し、2死後に今江選手に適時打が出て、これまた昨日同様に、2点差と迫ります。

 渡辺俊投手は2回からは立ち直り、4回まで3人ずつで抑えます。ところが、その直後の4回裏、4番から始まる攻撃で三人とも早打ちし、なんと4球で三者凡退となってしまいます。昨日の8回、安打が出たものの次打者が初球で併殺打で結果的に3球で終了し、直後の9回表にダメ押し本塁打を喫する、ということがありました。
 そして今日も同様、三巡目のホークス打線が再び渡辺俊投手を襲います。安打で出た大村選手を本間選手が送り、カブレラ選手・ズレータ選手の適時打、さらには失策もあって計3失点。その後、初回と同様2死満塁は抑えますが、結局渡辺俊投手はこの回で降板。昨年一度もなかった6失点KOとなってしまいました。また、27人投げて打者一巡2回に三者凡退3回、というのもかなり珍しいと思われます。
 続く6回、二番手の高木投手が1死満塁とします。しかし三番手の内投手は、前の打席で適時打のズレータ選手を併殺に打ち取り、続く7回も三者凡退に。全て敗戦処理ながら、先週木曜の合併球団戦の途中から、12人連続で相手打者を打ち取っています。今日のマリーンズでは塀内選手の2安打とともに、数少ない収穫でした。
 打線のほうは6回裏に先頭の福浦選手の二塁打と四球で無死1・2塁とし、寺原投手を降板させます。しかし、さらに無死満塁としながら、篠原投手・吉武投手に抑えられ、結局1点も取れません。というわけで6対1で敗戦。ホークス戦は開幕から4連敗となってしまいました。寺原投手は2003年8月以来の勝利を飾っています。観客数は1万6千5百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ファイターズは一場投手とダルビッシュ投手が先発。昨日同様にファイターズが先制し、ダルビッシュ投手は4回まで無安打投球を見せます。ところが6回、吉岡選手に二塁打が出ると、続く山崎武選手に同点適時打が出てあっさり同点に。さらに礒部選手に勝ち越し適時打が出て、ダルビッシュ投手は無安打からいきなりこの回での降板となってしまいました。さらに7回にもリック選手の連続安打試合を伸ばす2点適時打が出て5点目。一場投手は8回を8安打4四球ながら2失点に抑え、9回は昨日に続いて福盛投手が抑え、イーグルスが5対2で勝ちました。イーグルスは今季初連勝・初カード勝ち越し。一場投手は開幕から無傷の3連勝で福盛投手は連夜のセーブを挙げています。一方、ファイターズは5連敗となってしまいました。観客数は1万3百人ほどでした。
 神戸の合併球団とライオンズの首位攻防戦は前川投手と帆足投手の両左腕が先発。合併球団が3回に振り逃げの間に先制し、続く昨日のヒーロー・水口選手にも2ランが出ます。しかし4回に1点差としたライオンズが5回にカブレラ選手の今季2号となる3ランで逆転します。その後、2点を負けていながら合併球団は加藤投手を投入。それに打線が応え、8回裏に北川選手の代打適時二塁打と水口選手の犠飛と、昨日同様、終盤で合併球団が追いつきます。
 ところが9回、同点で登板した大久保投手に対し、1死から連打で1・2塁とし、ここで和田選手に勝ち越し適時打が出ます。その裏、昨日は救援失敗した小野寺投手が今日は中軸を3人で抑え、ライオンズが6対5で勝ちました。観客数は1万1千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズはオクスプリング投手と川上投手が先発。3回に福留選手とアレックス選手のともに2試合連続となる本塁打二発でドラゴンズが先制します。ところがその裏、2死無走者から連打と死球で満塁とし、鳥谷選手の2点適時打で1点差に、さらに矢野選手が歩くと、タイガースは早くもオクスプリング投手をあきらめ、檜山選手を代打に。右翼線に落ちそうな飛球を上田選手が追いつきながらも落球。走者一掃となり、一挙に5点を取ったタイガースが逆転します。
 ところが6回に二番手の杉山投手が福留選手に2打席連続となる2ランを打たれて同点に。さらに8回、四番手の能見投手が立浪選手に安打され、「ピンチバンター」川相選手の犠打の後、谷繁選手に適時二塁打が出てドラゴンズが再び勝ち越します。さらに9回にも3点を追加されて4点差に。その裏は岩瀬投手を温存されながらも1点も取れず、9対5でドラゴンズが勝ちました。能見投手は早くも3敗目。チーム全体で4敗なわけですから、いかにウイリアムス投手不在の穴が大きいかを実感させられます。観客数は4万3千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対スワローズは三浦投手と石川投手が先発。これまで2試合勝ちのなかった三浦投手ですが、スワローズ打線を4安打1四球で完封。打線は4回に村田投手の2点適時二塁打を挙げます。石川投手も7回2失点でしたが、打線の援護がありませんでした。ベイスターズは連敗を6で止めて今季2勝目。一方のスワローズはここ4試合で3完封負けと打線不振が深刻です。観客数は7千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは桑田投手とダグラス投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万9千8百人ほどでした。

2006年04月13日 23:39