2006年04月11日

場内音声のみでの放映

[ 野球 ]

 今日は6試合中5試合が雨天中止。5.5球団がドーム球場を本拠地としている時代ですから、かなり珍しい事態といえるでしょう。特に現在のパリーグで地方試合がない場合、全試合中止になるのはこの形(球場が千葉・仙台・神戸)しかありません。
 というわけで、東京ドームで行われた読売対カープ戦をG+で見ていました。先発はパウエル投手と黒田投手です。
 さて、スカパー!でセリーグの野球中継を見ていると、たまにアナウンサー・解説の声が消え、「ただいま、場内音声のみで放送しております」という表示が出ることがあります。これは、地上波の放映開始と終了の前後の「切り替え」の時間帯に発生する現象です。

 ところが、この試合は、地上波放映前後の「切り替え」から数十分経った5回裏に、再び「場内音声のみ」となりました。「いくら地上波の読売戦が縮小傾向にあるとはいえ、いくらなんでもこんな時間に終わることはないだろう」と不思議に思って日テレに切り替えたところ、画面左下に「ゲスト」が出てきて何かしゃべっていました。どうやら、このあとに放映される番組の宣伝のようです。おそらく、放映権の問題などで、日テレでは流せてもG+では流せず、このような措置になったのでしょう。
 この時点で、試合のほうは、両チームあわせて3安打という息詰まる投手戦。一つのプレーで勝負の流れが大きく動きかねません。そのような時に、主映像は野球とはいえ、関係ない人が延々としゃべっているわけです。
 地上波の読売戦中心の野球中継の視聴率が下がっている原因はいろいろあるのでしょう。その中で、あまり話題になっていないようですが、この「番組中に野球以外のことをやる」というのも原因の一つなのではないか、などと思いました。
 なお、結果は読売の勝ちだったようです。観客数は4万人ほどでした。

2006年04月11日 23:07