2006年04月02日

風を味方にできず、ライオンズに3タテを喫する

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズはバーン投手と涌井投手が先発。バーン投手は立ち上がり、1死から連打で1点を失います。さらに2死後、和田選手を内野フライに打ち取りますが、これが風で大きく流され、結局里崎選手が落球してしまい、2点目を失ってしまいます。風が強い事で有名なマリンですが、今日は特に強く、数キロ内陸に入った我が家でも、電線が大きく揺れるほど。前の打席のカブレラ選手の時も、二塁フライと思われる当たりがファウルグランドまで流れ、誰も取れなかった、という事もありました。
 さらに2回、1死から連打と四球で1・2塁となり、赤田選手のセーフティ気味のバントは1塁アウトにしたものの、続く片岡選手に三塁前にボテボテの内野安打を打たれ、3点目を失います。さらに5回には中軸に3安打されて1点を失い、バーン投手は5回を4失点。前回よりはずっと良く、また不運な失点もあったものの、厳しい結果になりました。

 打線は2回にフランコ選手の二塁打から里崎選手の犠飛で1点返しますが、序盤の得点はそれだけ。初回に先頭の西岡選手が四球で出て盗塁しようとすると、二番の今江選手の安打性の 打球が盗塁に備えて二塁に入ろうとした遊撃手の正面に行ってしまうなど、ツキがありません。さらに3回には再び出塁した西岡選手がまた盗塁を試みるも、昨日に続いて炭谷捕手の強肩に刺されてしまいます。
 そして5回裏、簡単に2死を取られましたが、9番の大塚選手が安打で出ます。このあたりからさらに風が強くなり、それの影響なのか、涌井投手が急に制球を乱し、ここから三者連続ストレートの四球。労せずして1点を返し、2点差とします。しかし、この絶好機にベニー選手は詰まらされて内野ゴロ、なかなか追いつけません。
 直後の6回表、2番手の高木投手がやはり風のせいか制球が定まらず、四球二つを出して降板。三番手の内投手もカブレラ選手を歩かせて満塁とし、続くは昨日本塁打を打たれている和田選手。返り討ちの好機でしたが、左前に弾き返され、2点を追加されます。
 7回も同様に四球二つに安打で2死満塁としますが、やはりベニー選手が内野ゴロに倒れ、得点ならず。そして直後の8回表に、4番手の小宮山投手が2死から三連打されて1失点と、「好機を逸した直後に失点」という展開で差を拡げられます。
 そして9回は大差ながら小野寺投手が登板。連続四球で1・2塁としますが、最後は併殺打に打ち取られ、2対7で敗戦。本拠地でライオンズに3タテを喫してしまいました。観客数は1万8千人ほどでした。
 本拠地で風に翻弄された守備が一度ならずあったというのは、かなりまずい状態なのでは、と思われます。監督のブログでも、チーム状態の悪さを感じているような一文がありました。
 とはいえ、まだ開幕してから8試合。いくらでも修正はきくと思いますので、何とか盛り返してほしいものです。

 仙台のイーグルス対ホークスは朝井投手と杉内投手が先発。フェルナンデス選手のソロで先制したイーグルスが3回にも追加点を挙げて2対0とします。しかし5回に昨日からスタメン捕手になった山崎選手の適時打でホークスが1点返し、さらに6回には失策で追いついた後、山崎選手の2打席連続適時打で勝ち越し、さらに2点追加。9回にはズレータ選手の本塁打などでダメを押し、終わってみれば8対2の大差での圧勝となりました。観客数は1万3千2百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ファイターズはセラフィニ投手と江尻投手が先発。1対1でむかえた3回に、1死1・3塁から新庄選手のスクイズで勝ち越し。さらに押し出し四球でファイターズが1点を追加します。そして5回にもこの試合2度目の押し出しでセラフィニ投手は降板。その後も継投陣を打ち込んだファイターズが計13得点。合併球団も終盤に反撃しましたが、失点が大きすぎて13対6でファイターズが勝ち、このカード3タテとなりました。観客数は2万5千人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースはガトームソン投手と江草投手が先発。初回に金本選手の適時打で先制したタイガースが、中盤には着実に適時打を重ねて追加点。そして終盤には本塁打攻勢でダメを押します、投げては一昨年秋以来の先発となった江草投手が8回を4安打3四死球で無失点。9回に調整登板の久保田投手がリグス選手にソロを打たれたものの、9対1の圧勝でタイガースが今季初勝利を挙げています。観客数は2万7千3百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対カープはドミンゴ投手とダグラス投手が先発。中盤までに3対0とドラゴンズがリードし、ドミンゴ投手は4回まで無安打の好投。1点返された6回途中から8回まで投手4人をつぎ込む細かいリレー。8回にカープが1点を返して1点差に迫ったものの、9回は岩瀬投手が三人で抑え、昨日に続いてセーブを挙げています。観客数は2万9千8百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズはグローバー投手と吉見投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万2千人ほどでした。

2006年04月02日 22:07