2006年03月10日

WBC、馬原投手が急遽代表に

[ 野球 ]

 WBC日本代表チームの石井弘寿投手が肩の違和感を訴え、急遽帰国し、代わりにホークスの馬原投手が代表になることとなりました。石井投手の韓国戦の変調は、それが原因だったのでしょうか。急遽代表入りとなった馬原投手も大変でしょうが、ぜひともいい投球をしてもらいたいものです。
 なお、日本代表チームはレンジャーズとの練習試合に敗戦。台湾戦で打たれた小林宏之投手が今日も調子が悪かったそうで心配です。

 アメリカなどで行われている一次予選ですが、日本とも当たるプールBはメキシコがカナダに勝って1位通過決定。もう一つの枠は、明日アメリカが南アフリカに9回14失点以内で勝てば予選通過が決まります。
 これは、WBCの順位決定方法のためです。まず、同星の場合は直接対決で勝ったほうが通過ですが、明日アメリカが勝つと「3すくみ」になるため、これでの計算はできません。そこで出てくるのは2番目の「失点をイニング数で割った失点率の少ないチーム」という基準。既に3試合終えているカナダが23失点しているのに対し、アメリカは現時点で8失点であるため、14失点以内なら失点率がカナダを上回るわけです。ちなみにメキシコは3試合で7失点なので、1位が決まっているわけです。
 ここで「総失点」でなく「失点率」としているのは、9回裏の攻撃のない試合の事を配慮しての事かと思われます。上記サイトに載っているのは抄訳ですので、細かい規定は分かりませんが、さすがに「コールド勝ちの試合は、9回やったとみなして失点率を算出する」という細則はあると思われます。
 もしそれがなければ、「7回裏、23対14でリード。ここでアメリカが1点を追加してサヨナラコールド勝ちとなったため、失点率がカナダを上まわり、一次予選で敗退」という事が生じかねません。まあ、それはそれで別の意味で面白いかもしれませんが・・・。
 なお、そのプールB以外は全て通過が決定。プールCはキューバとプエルトリコ、プールDはドミニカ共和国とベネズエラが抜けています。プールCのパナマは、1点差負けと2点差負けで2敗して予選落ちという、かなりアツい結果になっています。ズレータ選手やセギノール選手といった日本球界勢が出場辞退したのが響いたのかもしれません。

 日本のオープン戦のほうはマリーンズ対ベイスターズは降雨中止。唯一のナイターの読売対イーグルスの中継をちょっと見たのですが、イーグルスがフェルナンデス選手と沖原選手のソロ2発で2点を取り、投げては一場投手が好投。9回裏の1・2塁のサヨナラの危機も小山投手が踏ん張って、2対1で勝っています。8回にドラゴンズから読売に移籍した大西選手が連続ファウルで13球も粘っていました。今、こういうのを見るとつい、「WBCの1次リーグだったら、残り52球だな」などと思ってしまいます。

2006年03月10日 23:40