2006年03月04日

WBC台湾戦

[ 野球 ]
 WBCアジア予選二日目、昼に行なわれた韓国対中国は現読売 の李選手の2 本塁打などで10点を取った韓国が二次リーグ通過を決めました 。
 そして夜は日本対台湾。日本も勝てば最終戦を残して二次リ ーグ進出が決まります。 昨日はエンジンのかかりの遅かった日本打線でしたが、初回に イチロー選手が倒れた後、 西岡選手の安打と松中選手の死球で好機を作り、多村選手の打 った瞬間に分かる3ランで あっさり先制します。さらに2回も福留選手の犠飛で追加点を 挙げます。

 日本の先発は松坂投手。先週の壮行試合で敗戦投手になって いますが、今日もあまり 内容がよくありません。初回の2四死球は併殺で切り抜けまし たが、2回は連打などで 1・3塁とした後、投球しようとしたら球が指から抜ける、とい うなかなか見ないボーク で1点を返されます。結局、その1失点のみだったものの、昨日 の上原投手より1回早い4回で制限球を終えてしまい ました。
 しかし今日は打線が早い回から活発に得点を重ねます。3回 にも1点を追加し、4回こそ 0点だったものの、5回には里崎選手と西岡選手のマリーンズ勢 二人がともに打点を挙げる など、一挙6点を取って10点差と7回コールドの権利を得ます。
 一方、投手陣は2番手として5回から登板した薮田投手は多村 選手の美技などもあって 3人で終えます。ところが1点追加して12対1の6回裏に三番手で 出てきた小林宏之投手 は、ストライクとボールがはっきりしており、いきなり二塁打 を打たれ、暴投や振り 逃げで危機を広げた後、適時打を2本打たれて、再び9点差とな ってしまいます。
 しかし、直後の7回表に松中選手の適時打などで2点を追加し て再び11点差とし、 その裏は藤川投手が登板。二塁打を打たれますが、最後は林威 助選手とのタイガース 対決を制し、結局14対3の大勝で7回コールド勝ちし、二次リー グ進出を決めました。

 相変わらずイチロー選手の打率が低かったり、松坂投手や小 林宏之投手の変な形での 失点など、不安な点もあります。しかし、とにもかくにも、連 日のコールド勝ちでの 二次リーグ進出はめでたい限りです。明日の韓国戦はともに「 消化試合」みたいな感じに なりましたが、やはり勝つと負けるのとでは二次リーグの雰囲 気もかなり違うと思われる ので、いい試合をしてほしいものです。
 話は変わりますが、東京ドームは昨日はガラガラ、今日も3 万人程度の入りでした。 事前に戦力的な差が伝わっており、勝敗を争う緊張感がいま一 つ欠けるというのもある のでしょう。
 しかし、それ以上に、あの「外野席5,000円」に代表される 高価な入場券 が原因になっているのでは、と思われます。我が家もあの料金 表を見た瞬間、観戦意欲が 萎えました。
 料金設定はいろいろ難しいと思うのですが、折角の貴重な大 会なのですから、もっと 多くの人が球場で観戦できるような設定にしてくれたら、と非 常に惜しまれます。

2006年03月04日 23:09