2006年02月22日

高値の盾と安価な矛

 職場で使っているパソコン会社から、保守契約延長の案内が届きました。基本が出張サービスのため、単価からして安い額ではありません。そのため、2台のパソコンを2年延長すれば、そこの会社の最新パソコンが1台買えてしまいます。もちろん、パソコンの台数は2台どころではありませんから全部延長すればかなりの額になります。もちろん、あらかじめ故障することが分かっていれば、そのパソコンだけ延長契約するのですが、そんな都合のいい話はありません。
 そこで営業に、もう少し安いサービスはないのか、これでは新マシンが買えてしまう、と言ったところ、「現在使っている業務用のやつは丈夫だが、ウチで安価で売っているのは、もっと故障しやすい。だからこのくらいになる」と返答されました。
 つまり、保守サービス部門と新品を売る部門が同じ客を巡って食い合っている図式になっているわけです。まあ、巨大企業ですから、そんな事もあるのでしょう。とはいえ、せめて自社の新品購入と比較する際には、「設定の手間」とか「環境面」あたりを主張してほしかったものです。この売り込みを聞いたときは、次の新品を買うときのメーカーを再考した方がいいかも、と思ってしまいました。

2006年02月22日 23:25