2006年01月30日

マリーンズFCの新制度発表

[ 野球 ]

 ANAとの提携など、昨年末からいろいろ報道されていたマリーンズの2006年ファンクラブの要項が発表されました。これまでは大人向けと子供向けの二種類だけだったのが、大人向けが3種類(+@)になりました。
 まずは従来のFCに比較的近い「レギュラー」で、年会費3,500円で、無料招待券1枚と記念品(応援用ユニなど)がつきます。入場料は当日だと定価よりだいたい400円、前売りだと600円安くなります。我が家のような内野自由席派にとっては、前売りで買えば前年並みになります。(料金表
 また、昨年までは入会すると内野自由席無料券が2名分ついていた(定価で考えると、これだけで会費の元が取れていた)のですが、どうやらこれが1名分になる模様です。その代わりに来場ポイントが1試合につき100ポイント付与されます。1ポイントは1円としてチケット購入に使えるので、16試合行けば昨年と同じ2試合の無料観戦、32試合行けばさらにもう1試合無料で観戦できる計算になります。(※1月31日追記・昨日これを書いた時点では、ネットで前売り券を買うと、購入金額の1割相当のポイントがつくことに気づいていませんでした。1,600円の内野自由席で考えると1試合あたり合計260ポイントとなるため、7試合観戦するごとに1試合が無料になる計算になります)。
 さらにこれまでFC割引対象とならなかった内野指定SSなども少額ながら割引となるうえに、会員証にANAマイレージクラブとEDYの機能がついてきます。そして何より大きいのが前売り券の割引販売。これまで、人気のある試合は、FC割引券窓口に並ぶ事がかなり大変な事でした。それが解消され、しかもネットから購入できるというのは非常に大きい事です。そういうわけで、全体的にはサービス向上になっていると考えて良さそうです。

 一方、新設されたのが「一般会員」と「ゴールド会員」です。さらに、「ゴールド会員」のポイント上位獲得者から200名限定で「プラチナ会員」への格上げ制度もあります。
 一般会員は会費無料で、その代わり内野自由席の引換券と記念品がつかず、来場ポイントも1試合につき50ポイントとレギュラー会員の半分です。さらに、割引額はだいたい当日で200円、前売りで400円です。来場ポイントや入会記念品の事を考えなければ、全て外野席・内野応援席で観戦する場合12試合以内、内野自由席ならば5試合以内ですと、こちらのほうが得になりそうです。おそらくは、これまでFCに入らなかった来場頻度の低いファンの組織化を狙ったものなのでしょう。
 また、ゴールド会員は会費が1万円で、代わりにレギュラー会員の前売り料金換算で2,400円相当の内野指定席1枚がつきますから、実質的な差額は4,100円になります。その代わりに1試合あたりの来場ポイントが50P多くつき、さらに内野指定席Sから内野指定席Bまでがレギュラーより200円ずつ安くなっています。したがって、それらの席で観戦する人なら、1試合につき実質250円安くなるわけですから、SS以外の指定席を17回使えば元が取れる計算になります。また、プラチナ会員になるとさらに特典が増えます。というわけで、もともと指定席派の熱心なファンにとっては、かなりお得な制度かと思われます。
 なお、オンラインショップでの購入で付与されるポイントにも、各種別で差があるのですが、こちらについては自分がオンラインショップを使わないので今回の考察からは外してあります。
 とまあ、いろいろ分析(?)してみたのですが、内野自由席派の我が家としては、従来通りの「レギュラー会員」が最適かという結論に達しました。

2006年01月30日 23:46