2006年01月13日

四人目の自由契約

[ 野球 ]

 契約がまとまっていない李選手の自由契約が公示されました。これで、昨年在籍した外国人選手のうち、ベニー選手を除く4人が自由契約の公示をされた事になります。12月に三人が自由契約となった際、合併球団入りがほぼ決まっているらしいセラフィニ投手を除く二人は残留の方向という報道がされていましたが、その後の契約状況についての情報はなありませんでした。そうこうしているうちに、新たな「自由契約者」が出てしまった事になります。
 李選手自身はマリーンズに残る意図は十二分にあるようです。しかし、代理人は提示された条件に不満を示している上、瀬戸山球団代表も「上積みをするつもりはない」という発言をしており、退団の危険性も十二分にあります。

 初芝選手の引退に始まり、セラフィニ投手の退団、さらには小坂選手の金銭トレード。対する新戦力は新人の他は前ホークスの瑞季選手のみ。これで李選手・フランコ選手・パスクチ選手が全員抜けたらかなりの戦力減です。
 しばらく前までは、ライオンズは豊田投手と森投手がそれぞれ退団で大きな戦力減。また、合併球団はJP投手の退団の上に、似たようなタイプで性格的にも「お山の大将」になりそうな高年俸選手の「補弱」などと、他人事のように考えてしていました。しかし、仮にこの「自由契約選手」が三人とも退団すると、12球団で一番戦力が落ちた球団はマリーンズになってしまいます。
 その上、8年ぶりの海外キャンプ先は異常気象で、6500億匹の蝿が大量発生とか。そんな環境でこの重要な時期に構想通りの調整ができるのでしょうか。本日のマリーンズに関するニュースは、「泣きっ面に蝿」とでも言いたくなるような、不安にさせられるものでした。

 一方、WBCのほうは、井口選手の代わりにスワローズの宮本選手が出場要請を快諾。辞退の可能性が高いと報道されていたレンジャーズの大塚投手とスワローズの石井投手も出場の目処が立ったようです。さらに、唯一の「メジャー野手」となってしまったイチロー選手からは力強い発言が聞かれました。こちらは、一時期と比べ、かなり良さそうな雰囲気になっています。マリーンズもそれに倣ってほしいものですが・・・。

2006年01月13日 23:41