2005年11月11日

存在は有名だけど名前は無名

 新聞の書評欄を見ていたら「山内一豊・千代」みたいな感じの書名がありました。昔から、「良妻」の代表としての「山内一豊の妻」は知っていました。しかし、その妻の名前が「千代」という事は初めて知りました。考えてみれば、「山内一豊」という人が歴史に名を残している最大の要因はその奥さんなのに、その名前がほとんど知られていない、というのも奇妙な話です。そういう意味では、その「千代」という名前を知らしめただけでも、その本は十二分の存在価値があると言えるかも知れません。
 あと、どうでもいい事ですが、その山内千代さんが、なぜ「良妻」となったかも実は知りません。何か馬の先行投資がどうこう、とはかすかに聞いてはいますが・・・。そう考えると、本当に「山内一豊の妻」という言葉ばかりが一人歩きしているな、と思います。

2005年11月11日 23:50