2005年10月23日

連日の大勝で2連勝

[ 野球 ]

 投打とも絶好調で初戦を「濃霧コールド」で大勝したマリーンズ。ちなみに、昨日の未明に、我が家のあたりはかなり強い風が吹いていました。これが5時間くらい早ければ、濃霧も吹き飛んでいたのでしょうが。
 さて、千葉で行われた第2戦の先発は渡辺俊介投手と安藤投手。日本シリーズの場合、第2戦までに先発した投手は第6・7戦にも先発できます。そういう意味でも、タイガースがここに下柳投手を持ってこなかったのはちょっと意外でした。
 その右の安藤投手相手という事で、今日のマリーンズは二塁には左打ちの塀内選手2番打者として入りました。また、昨日の試合で福浦選手が腰を痛めためにベンチからも外れました。代わりに李選手が7番・一塁で、指名打者には里崎選手、先発捕手は橋本選手で、昨日2番で4安打の今江選手は8番、という布陣でした。
 初回、渡辺俊投手は、内野ゴロ二つと三振という、安定した立ち上がりを見せます。その裏、マリーンズは先頭の西岡選手が二塁打。続くシリーズ初打席となった塀内選手がきっちり送ります。里崎選手は倒れ、続くサブロー選手も三塁ゴロに打ち取られますが、これを何と今岡選手が一塁に悪送球、予期せぬ形でマリーンズが先制しました。
 さらに2回、先頭の李選手が歩き、今江選手の5打席連続となる安打で1・3塁に。ここで橋本選手の1・2塁を抜こうとする当たりを藤本選手が好捕して併殺となりますが、その間に李選手が返って2点目を挙げました。

 直後の3回、渡辺俊投手は先頭の片岡選手に安打されて初の出塁を許し、続く矢野選手にも連打され、無死1・2塁とされます。しかし、続く昨日犠飛を打っている藤本選手はバントを失敗して凡退。さらに赤星選手・鳥谷選手も内野ゴロに抑え、0点に抑えます。
 その後、安藤投手は5回までの3回を1安打で抑え、渡辺俊投手も4・5回を完璧に抑えます。そして6回、1死から赤星選手が、シリーズ初となる安打を放ち、さらに盗塁も決めます。そして鳥谷選手が左前に落とし、1死1・3塁とされますが、続く昨日2安打のシーツ選手を併殺に打ち取り、ここも0点に抑えます。
 その直後の6回裏、1死から里崎選手が安打し、続くサブロー選手が、左翼ポール近くに、打った直後にガッツポーズが出る2ランを放ち、この試合での「チーム初打点」を挙げ、4点差にします。さらにフランコ選手も連続本塁打し、続くベニー選手が二塁打を放ったところで安藤投手は降板します。そして、李選手に対して左の江草投手をぶつけますが、その効果がなく、李選手は2試合連続となる2ランを右翼席に叩き込み、これで7対0としました。マリーンズ打線は二日で7本塁打となっています。
 大量点差となっても渡辺俊投手の調子は変わらず、タイガース打線に出塁を許しません。そして8回、先頭でシリーズ初打席となる大塚選手が安打で出塁。すると次のベニー選手の打席で、江草投手がシリーズ初となる、1イニング3暴投で大塚選手は生還。ベニー選手も四球+暴投で2塁に進みます。そして李選手の内野ゴロで1死3塁となった後、前の打席でシリーズ新記録となる7打席連続安打を達成した今江選手が、二塁後方に落ちる適時打を放ち、さらに橋本選手が右翼フェンスを直撃する三塁打を放って10点目。二日連続二桁得点となりました。
 レギュラーシーズンから通算して8度目の二桁援護を貰った渡辺俊投手は、9回も一番からの打順を三人で抑え、タイガース打線を4安打無四球で完封し、対戦成績を2連勝としました。27アウトのうち13が内野ゴロという、渡辺俊投手のらしさが非常に良く出た内容でした。また、交流戦とあわせ、対タイガースは18回で8安打1四球1失点という圧倒的な内容になっています。観客数は2万8千3百人ほどでした。

2005年10月23日 23:49