2005年10月16日

継投にかわされ、五分に戻される

[ 野球 ]

 福岡でのプレーオフ第2ステージ第4戦の先発は和田投手と小林宏之投手でした。今日もマリンの「パブリックビューイング」で観戦しました。
 肩に不安のある和田投手は立ち上がりから良くなく、先頭の西岡選手が歩いてすかさず盗塁。2番の大塚選手は2-3から三振したものの、福浦選手が内野安打、2死後、ベニー選手が中前に弾き返して先制します。
 対する小林宏投手は初回は3人で終えたものの、2回1死から、昨日までの3試合まで1安打のズレータ選手が左翼席へ。観客がフェンス前で取ったようにも見え、バレンタイン監督も抗議に出ますが、覆らず同点となります。
 3回表に先頭の西岡選手が再び四球と盗塁で無死2塁としますが、ここは後続が抑えられます。しかし続く4回、1死から里崎選手が第1戦に続くソロを放ち、勝ち越しました。

 ところがその裏、小林宏投手は先頭の松中選手にこの試合初の四球を出してしまいます。そして続くズレータ選手が2打席連続となる逆転2ランを放ち、試合がひっくりかえってしまいました。
 ホークスは4回で78球と球数の多い和田投手をスパっと諦めて、二番手に明日の先発かと思われた高橋秀投手を投入。ところが、先頭の堀選手に安打され、続く西岡選手の足にぶつけます。高橋秀投手は9月22日の試合でも西岡選手と福浦選手の足にぶつけていました。すると、ここで再びベンチが動き、吉武投手を投入。後がない事もあるのでしょうが、早め早めの投手交替です。これが成功し、バント失敗などもあって、二番からの中軸が三人で抑えられます。
 小林宏投手は、ズレータ選手の逆転2ランの後は、一人の走者も出さない完璧な投球をします。しかし、打線が吉武投手から1安打しかできず、その安打の堀選手を置いての2死1塁で代打に李選手を出すも、四番手の三瀬投手に抑えられ、そして9回は馬原投手の前に3人で打ち取られ、3対2で敗れました。
 小林宏投手は5安打1四球完投でしたが、援護に恵まれませんでした。観客数は3万4千7百人ほどでした。

 なお、マリンの観客は、昨日の内野1・2階満員に比べるとかなり少なく、1万5千人という発表でした。昨日は、1階正面付近以外の売店は休んでおり、数少ない売店に長蛇の列ができていました。それに対し、今日は多くの売店をあけていたのですが、人数が減ったためにかなり売れ残りが出ていたような感じでした。昨日営業しなかった事による遺失利益をあわせると、かなりの損害と言えるでしょう。商売というものは難しいものだと、他人事ながら同情しました。
 というわけで、いよいよ明日は、勝ったほうが優勝となる「パリーグ最終戦」となりました。確かに流れは悪いですが、ホークスは継投陣を目一杯使っており、マリーンズにも十二分に勝機はあると思っています。ぜひとも明日勝利して、栄光をつかんでもらいたいものです。

2005年10月16日 23:07