2005年10月14日

セリーグ全日程が終了

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対ベイスターズ戦は石堂投手と土肥投手が先発。石井選手の先頭打者本塁打でベイスターズが先制しますが、その裏に即座に追いついたスワローズが2回に勝ち越し、3回に追加点を挙げます。そしてスワローズは5回からここまで9勝の藤井投手を登板。自らのバットで追加点を挙げ、投げてもソロ1本のみに抑え、最終戦での二桁勝利を達成しました。
 一方のベイスターズは4回から中2日で門倉投手が登板。これは残り3奪三振で同僚の三浦投手と並んで一位となるための「配慮」です。しかし、中2日の疲労とタイトルへのプレッシャーか、3つの三振を取るのに4イニングを要しました。
 結局、5対2でスワローズが勝利。若松監督の最終戦を白星で飾りました。試合後は監督の胴上げが。腰を痛めている事があり、気を遣った滞空時間の短い胴上げでした。観客数は1万8千人ほどでした。

 ところで、昨日のスポーツ報知の一面に、近藤昭仁氏がプレーオフ第1戦の短評を書いていました。勝ち越しのきっかけとなった福浦選手のバスターについて、「最初にバントのサインを出したバレンタイン監督の采配を評価できる」などと書いています。さすがは、かつて「ノーアウトかワンアウト3塁に時にスクイズのサインを出さないと死んじゃう病」とバカにされ、マリーンズ監督時代にある選手が犠打に一度失敗したら、激怒して即座に二軍降格させたほどの「バント好き」なだけあります。
 それはともかく、この「評価できる」というのはどういう事なのでしょうか。彼がマリーンズの監督を辞めた際の捨て台詞は「もっと強いチームでやりたかった」でした。ちなみに、彼が監督になる2年前、マリーンズは2位でした。一方、彼の在任期間を含め、8年連続Bクラスだったチームを引き継いだバレンタイン監督の実績はかくのごとしです。そう考えると、氏にバレンタイン采配を「評価」などする資格があるのか、非常に疑問です。まあ、来年は現場に復帰するとのこと。復帰先の球団が好きでない私としては非常に喜ばしい事です。

2005年10月14日 23:50