2005年10月05日

下柳投手、今季初完投で最多勝確定

[ 野球 ]

 甲子園のタイガース対ベイスターズは下柳投手と門倉投手が先発。タイガースは今季最終戦です。4回にベイスターズが2点を先制しますが、その裏、タイガースも1点を返します。そして6回裏に、鳥谷選手の8号ソロが出てタイガースが追いつきます。
 普段は6回が「ノルマ」の下柳投手ですが、最多勝がかかっている事もあり、7回も続投。そして、安打こそ打たれますが、得点は許しません。しかし、1点でも取れば「いつもの三人」で下柳投手に勝ちがつくにも関わらず、打線は7・8回と無安打。9回裏も2番手の加藤投手の前に簡単に2死を取られます。そして打順は下柳投手に。ここも何と続投。三振に終わりますが、かなり悔しがっていました。
 そして10回も1死から二塁打を打たれますが、ここも結局無失点に抑えます。そしてその裏、1死から鳥谷選手の放った3イニングぶりの安打がサヨナラ本塁打になって試合は終わりました。下柳投手は10回を完投して15勝目。14勝しているカープの黒田投手の登板はあと1回だけと思われるので、最多勝がほぼ確定しました。下柳投手はプロ15年目での初タイトル。また、37歳での最多勝は史上最高年齢との事です。観客数は4万7千2百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ドラゴンズは館山投手と朝倉投手が先発。8回にドラゴンズが1点を勝ち越しますが、その裏、2死無走者から連打で1・3塁とし、ここでドラゴンズは2番手の高橋聡投手を投入。するとスワローズは代打に古田選手を起用。これが成功し、古田選手は三遊間を抜いて同点に。これは古田選手にとって通算千打点となりました。さらに、満塁にした後、小野選手が走者一掃の勝ち越し二塁打が出て3点を勝ち越し。9回に石井選手が1点を失ったものの、6対4でスワローズが逆転勝ちしました。観客数は8千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは高橋尚投手とデイビー投手が先発。高橋尚投手は前回に続いて初回に打ち込まれて4失点。その裏、高橋由選手のソロで1点を返しますが、デイビー投手はそれを含め、6回を2安打1失点。継投陣も無失点に抑え、最後はベイル投手が2安打されたものの24セーブ目を挙げています。観客数は4万2千8百人ほどでした。

2005年10月05日 23:05