2005年07月05日

エースが三発被弾し、またもや連勝できず

[ 野球 ]

 東京ドームのファイターズ対マリーンズは立石投手と清水直行投手が先発。「谷間対エース」という感じですが、初回、いきなり清水直投手はセギノール選手に2ランを喫します。
 一方、立石投手に4回まで1安打に抑えられます。しかし5回、先頭のサブロー選手が左翼席に4号ソロを叩き込み、1点差に迫ります。続く橋本選手が安打したところで、ファイターズは早くも立石投手をあきらめます。しかし、代わった吉崎投手は制球が定まらず、2四球で2死満塁とし、打席に福浦選手を迎えます。
 一打逆転の絶好機でしたが、吉崎選手は相変わらず制球が定まらず、初球を外し、二球目に至っては捕手がわずかにそらします。本塁に入れるほどではないので、福浦選手は「止まれ」の合図をしますが、三塁走者の西岡選手は本塁に突入、タッチアウトでチェンジとなりました。次の回に打ち直した福浦選手が二塁打を放っただけに、あまりにも大きなプレイでした。

 その裏、清水直投手は奈良原選手にソロを、さらに小笠原選手に2ランを浴び、一挙に突き放されます。試合前の時点でリーグ被本塁打王でしたが、今日の3発でさらに「独走態勢」に入ってしまいました。特にプロ15年でここまで12本だった奈良原選手に打たれたのは痛すぎました。
 結局、この5回表裏の攻防がすべてとなり、その後はファイターズの細かい継投にかわされ、結局5安打。8回には3点を追加され、8対1と大差で敗れました。相変わらず交流戦が終わってから連勝ができません。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 福岡ドームのホークス対イーグルスは杉内投手対小林投手が先発。小林投手は今季初登板でしたが、2回に打ち込まれて2点を失い、しかも打球が直撃して降板します。その後、4回にイーグルスも1点を返しますが、5回以降は抑えられます。一方、ホークス打線は着実に追加点を挙げ、終わってみれば9対1の大差。これでホークスは14連勝となっています。
 ヒーローインタビューで杉内投手がFA権を取得した城島捕手に残留を要請していました。また、ズレータ選手は「福岡、最高バイ」を「博多、優勝バイ」に改め、さらにラミレス選手風にポーズを取った後「パナマ運河」と言う謎の新パフォーマンスを披露しています。観客数は2万6千4百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ライオンズはスチュワート投手と東投手が先発。スチュワート投手は来日初登板初先発です。序盤に合併球団が4点リードしますが、7回にライオンズが追いつきます。しかし、8回に合併球団が勝ち越し、最後は大久保投手が抑えて、合併球団が逃げ切りました。観客数は2万1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは井川投手と藤井投手が先発。3回までは併殺もあってともに9人ずつで終わりましたが、4回に赤星選手が出て鳥谷選手が送り、シーツ選手に適時打が出て先制、さらに今岡選手に3ランが出て一挙4点を取ります。一方、井川投手は7回にラミレス選手にソロを打たれましたが、それを含め、7回を5安打1四球1失点で試合を作り、あとは藤川投手と久保田投手のリレーで逃げ切りました。これで2位との差は5.5となっています。雨の中の試合でしたが、観客数は4万5百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は読売が勝ったようです。観客数は3万3千5百人でした。また、広島のカープ対ベイスターズは雨で中止でした。

 なお、本日、6月の月間MVPが発表。パの投手部門でマリーンズの久保投手が選ばれました。6月の防御率は0点台との事です。また、タイガースの藤川投手、ホークスのズレータ選手、カープの新井選手も選ばれています。

2005年07月05日 23:44