2005年07月02日

西口投手を打てず、連勝できず

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズはセラフィニ投手と西口投手が先発。セラフィニ投手は、初回、いきなり赤田選手にソロを打たれて先制されます。一方、西口投手は最初の一巡を完璧に抑えるなど絶好調。4回以降は走者は出ますが後続はなく、7回まで三塁を踏めません。
 一方のセラフィニ投手も2回から4回までは何とか抑えます。しかし、5回1死から四球で走者を出します。続く高木浩選手は1死ながらバントの構え、これを警戒しすぎたセラフィニ投手は0-3とボールが先行。さらに1-3からヒットエンドランで1・3塁と「これならバントさせていたほうが」という結果になってしまいます。ここから高波選手、さらには先ほど本塁打の赤田選手が連続適時打を放ち、大きな追加点を挙げられてしまいました。

 7回まで抑えられた西口投手に対し、8回も簡単に2死を取られます。しかし、続く橋本選手がソロを放ちます。さらに疲れの見えた西口投手相手にサブロー選手・西岡選手が連打で2死1・2塁。続く堀選手の当たりが中堅横に飛びますが、これを赤田選手が抜けるギリギリのところで好捕。抜けていれば同点だっただけに大きな守備でした。今日は赤田投手と西口投手にやられたという感じです。
 9回裏、1死1・2塁と一発出れば逆転サヨナラの好機を作りましたが、森投手の前に李選手・今江選手が連続三振。森投手のフォークはよく落ちてました。結局3対1で敗れ、連勝はできませんでした。一方、ライオンズは連敗を7で止めています。観客数は2万6千人ほどでした。
 なお、イースタンのスワローズ戦では加藤投手が完全試合。今季4月までに2勝の実績がある投手で、他の球団ならば先発ローテを守っていてもおかしくありません。したがって二軍とは力が違うともいえます。とはいえやはり素晴らしいですし、嬉しい事です。一軍が絶不調なだけに、これが何かのきっかけになってくれるといいのですが。

 仙台のイーグルス対ファイターズは江尻投手と山村投手が先発。中盤までは1点を争うシーソーゲームでしたが、6回に再逆転したファイターズが7回にも2点追加します。そして9回は横山投手が登板。これで終わったかと思ったのですが、先頭の山崎選手が歩き、一死後いずれも内野手の間を抜く安打が3つ続いて1死満塁に。そして代打の大島選手が右翼線を抜く三塁打を放ち、一挙4点を取ってイーグルスが大逆転サヨナラ勝利を納めました。観客数は1万9千人ほどでした。
 ナイターで行われた福岡のホークス対合併球団は和田投手とJP投手が先発。初回に四球二つと二塁への犠飛などで合併球団が無安打で先制しますが、2回にカブレラ選手の適時打で同点に。その後は両投手がよく抑え、同点で終盤まで進みます。そして8回裏、1死1・2塁からバティスタ選手が3試合連続打点となる二塁打を右中間に放ち、これが決勝打に。最後は馬原投手が抑え、これでホークスは11連勝となりました。観客数は3万9百人ほどでした。なお、合併球団は新外国人選手のサイモン選手が6番一塁で即出場。しかし、無安打に終わっています。

 横浜のベイスターズ対タイガースは三浦投手と杉山投手が先発。ベイスターズが先制しますが、タイガースが5回に逆転、6回に再逆転し、7回に同点という接戦になります。そのまま延長に入り、11回表に先頭の檜山選手が二塁打。矢野選手が送り、続くはここまで無安打の藤本選手でしたが、中堅前に落ちるポテンヒットを放ちます。これが決勝点となり、5対4でタイガースが勝ちました。これで再び二位との差が4.5ゲームとなっています。観客数は2万5千2百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ドラゴンズは石川投手と山井投手が先発。昨日同様、序盤でスワローズがリードし、昨日とは違い、中盤にもスワローズが追加点。結局9対4と快勝しました。観客数は1万8千人ほど。土曜の都内の試合で優勝の可能性のある球団同士の試合でこの集客は、ちょっと寂しいものがあります。
 東京ドームの読売対カープはマレン投手と長谷川投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3千7百人ほどでした。

2005年07月02日 23:31