2005年05月12日

井川投手の絶妙の投球で連勝止まる

[ 野球 ]

 マリンスタジアムにマリーンズ対タイガース戦を観戦。都内から来たタイガースファンの父を含め、3人で観戦しました。席は「交流戦料金」が適用されない内野指定SSにしたのですが、指定された席に行ってみたら最後列でした。この時は、「同じ料金でバックネット真後ろで見れる人もいるのに・・・」とちょっと残念に思っていました。ところが、5回あたりから雨が降りだします。すると、この最後列だけは、二階席のひさしが屋根になり、雨が入りません。一つ前の列の人も傘をさしていたので、まさにこの列だけの特典。最後列がいきなり最上席になってしまいました。
 観客比は圧倒的にタイガースファンが優勢。三塁側はもちろんのこと、一塁側にもかなりのタイガースファンが見受けられました。外野も、左翼席は満席なのに、右翼席は空席があるほど。天候もあるのでしょうが、交流戦料金の影響も否めないと思いました。観客数は1万9千4百人ほどでした。
 試合のほうは、久保投手と井川投手が先発。初回、失策で2死1塁となり、金本選手が、右翼席に鋭いライナーの先制2ランを叩き込みます。久保投手はこれがプロ初失点となりました。ただし、自責点はつかず、防御率0は維持できました。
 一方、マリーンズ打線も、初回に堀選手が三遊間を緩く抜ける安打で出塁し、福浦選手も続きますが、ベニー選手が併殺で好機を逸します。

 2回以降の久保投手は、ボールが先行気味ですが、四球は出しません。金本選手には二打席目にも二塁打をされるなど、タイミングがあっていたような感じでしたが、要所は抑えて追加点は許しません。特に6回は先頭の浜中選手に二塁打され、金本選手の内野安打で無死1・3塁とされますが、ここで今岡選手を三振に。さらに関本選手も三振ゲッツーとなり、ここも凌ぎました。余談ですが、金本選手の内野安打の時、審判の判定をアウトと勘違いしたタイガースの一塁コーチが抗議(?)をしようとするという、珍プレーがありました。
 さらに、8回に1死1塁でここまで3安打の金本選手をむかえ、久保投手が降板しますが、ここで高木投手が抑えました。
 しかし、今日はとにかく井川投手が良すぎました。マリーンズは8安打しましたが、快心の当たりと言えるのは半分くらい。あとは緩く抜けたとか、失策がついてもおかしくない内野安打とか、バットが折れたポテンなど。マリーンズ打線は、最後まで緩い変化球を見切る事ができませんでした。結局、今季これまで全試合で得点していたマリーンズ打線を、三塁を踏ませない投球で無四球完封し、3対0でタイガースが勝ちました。
 今季ここまで、勝っても内容に難のあった井川投手ですが、今日は日本を代表する左腕の名にふさわしい投球でした。さすがのマリーンズでもこれでは勝てません。井川投手の好投を見るのは嬉しいのですが、できれば他のチーム相手にやってくれれば良かった、というのが偽らざる本音です。まあ、遠路来たうえに、寒いなかで観戦した父が喜んだので、よしとすべきなのでしょう。

 福岡ドームのホークス対カープは星野投手と長谷川投手が先発。安打は出ますが、得点はともに1点ずつで、結局12回引き分けでした。観客数は2万7千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ドラゴンズは大沼投手と落合投手が先発。2回に細川選手の2ランなどで逆転したライオンズが4対3で勝ち、ドラゴンズを三タテ。交流戦の成績を5勝1敗としました。観客数は1万1千人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ファイターズは河端投手と金村投手が先発。エース対谷間に近い感じでしたが、スワローズ投手陣が4安打2四球で完封リレー。ラミレス選手の連日の本塁打もあり、3対0でスワローズが三タテしました。観客数は1万2千百人ほどでした。
 東京ドームの読売対合併球団は工藤投手とパーラ投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万6千人ほどでした。
 なお、仙台のイーグルス対ベイスターズは雨天中止でした。

 ところで、来年3月にメジャーも含めた国別対抗戦の開催が決まったそうです。ぜひとも、最高の選手そして最高の首脳陣で臨んで、頂点を目指してほしいものです。とりあえず、昨年の五輪のような異常な人選は絶対にしないでほしいものです。個人的には監督は古田選手が希望なのですが・・・。

2005年05月12日 23:39