2005年04月27日

加藤投手と小坂選手の活躍で7連勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズ戦は加藤投手と大沼投手が先発。加藤投手は3週間前のライオンズ戦に好投して勝利していますが、雨などの試合日程の関係でそれ以来の一軍登板です。また、マリーンズ打線は右の大沼投手相手なのに、四番に里崎選手を入れました。里崎選手は今季マリーンズ初の「日本人四番」です。
 しかし、序盤はこの打線はあまり上手くいかず、初回の無死1・2塁の好機をつぶすなど、残塁の山を築きます。3回に小坂選手のソロで先制するも、4回にはカブレラ選手の適時二塁打で追いつかれます。5回まで6安打で8出塁ながらソロによる1点のみというあまりよくない展開で前半戦を同点で終えます。
 しかし6回裏、先頭の里崎選手が失策で出ると、フランコ選手の適時二塁打で勝ち越し。その後四球二つで満塁とし、3打数3安打の小坂選手を迎えます。ここでライオンズは大沼投手をあきらめ、左の星野投手を投入。しかし、小坂選手の勢いは止められず、走者一掃の適時二塁打が出ます。さらに三連続四死球で押し出しもあり、この回2安打で5点を取りました。ライオンズの自滅に助けられた感じです。また、8回にはフランコ選手のこの試合2本目の適時打が出てダメ押ししました。

 前回のライオンズ戦で6回3安打1失点と好投した加藤投手は、今日も7回5安打1失点にライオンズ打線を抑えます。8回には昨日好投した山崎投手が今日も好投。そして9回には大差が続いたので出番がなかった小林雅英投手が中7日で調整登板。こちらも中軸を完璧に抑え、7対1で勝ちました。小坂選手は4安打、堀選手も昨日に続いての猛打賞でした。
 これで今季初となる7連勝で貯金は12。加藤投手は早くも今季2勝目です。観客数は1万3千4百人ほどでした。

 山形のイーグルス対合併球団はラス投手とユウキ投手が先発。1回に合併球団が先制しますが、その裏、イーグルスが一軍初登場となったデイモン選手の適時打などで3点取って逆転します。しかし、すっかりおなじみとなった中盤の逆転をまたまた食らい、終盤にも着実に合併球団が加点し8対4で勝ちました。高木投手が初登板で初勝利、8回2死から救援した山口投手が4月1日以来のセーブを挙げました。イーグルスは11連敗となってしまいました。観客数は6千3百人ほどでした。
 札幌ドームのファイターズ対ホークスはナイト投手と斉藤投手が先発。昨年までの同僚相手にホークスは4回で7点を取ります。一方、今季初登板となった斉藤投手は5回まで無安打。6回にソロで1点を取られますが、8回まで2安打に抑えて勝ち投手になっています。観客数は1万2千4百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは筒井和也投手と朝倉投手が先発。筒井和投手は3回までで2点を取られて降板しましたが、4回裏に町田選手の代打適時打などで3点を取ったタイガースが逆転。その後も矢野選手の2ランなどで加点し、6対3で勝ちました。新人ながら全試合の半分近くを投げている橋本投手が二番手で登板し、プロ初勝利を挙げています。観客数は4万3千2百人ほどでした。
 佐賀のベイスターズ対カープは黒田投手とセドリック投手が先発。6回まで1対1でしたが、7回に4安打で4点を取ったカープが勝ち越し、5対2で連勝しました。ベイスターズは10安打2点の拙攻でした。観客数は6千2百人ほどでした。
 福岡ドームの読売対スワローズは上原投手と館山投手が先発。5回に読売が昨日舌禍事件を起こしたローズ選手の押し出し四球で追いつきますが、7回に土橋選手の適時打で勝ち越したスワローズが3対2で勝ちました。観客数は2万5千6百人ほどでした。

2005年04月27日 23:52