2005年04月26日

安全軽視の行き着いた先

[ 交通 ]

 前回、トレンドマイクロ事件について、「安全」を販売する会社が最も肝心なところを省略してしまった。しかしこれは一社だけの問題ではないなどと書きました。もちろんその中には、「民営化」後、安全より収益を優先し続けたJRも意識はしていました。とはいえまさかここまで悲惨な事が起きるとは夢にも思いませんでした。
 この事件に関して書きたい事はそのうち別ブログに書くつもりです(4月29日追記・これでいいのか?・マスコミの提言通りにやった結果に書きました)。したがってここではあまり多くを語りません。しかし、自らの安全対策の不備で視覚に障碍のある方が線路に転落するのを「お客様が線路に立ち入ったため遅れました」などと被害者を加害者であるかのように言い換える感覚をJRが持ちつづける限り、このような事故は今後も起き続けるだろう、とだけは取り急ぎ書いておきます。

2005年04月26日 00:24