2005年04月24日

古田選手、二千本安打達成

[ 野球 ]

 古田選手が二千本安打まであと1本と迫った松山のスワローズ対カープは高井投手と大竹投手が先発。6回にカープが同点に追いつき、その裏はここまで二打席凡退の古田選手から。大竹投手の7球目を打つと、三塁線に飛んだ打球は三塁手のグラブを弾いてファウルグランドへ転がり、古田選手は二塁に達します。三塁手の失策扱いとなる可能性があったためか、古田選手もスコアボードの「H」が点灯するのを確認していました。

 達成後はカープの野村選手がまず花束贈呈。続いてスワローズの選手も贈呈し、3つほど抱えていました。その後は、記念のボールにサインしてスタンドに投げ込みました。試合後のインタビューでは「自分の部屋に飾るよりは、ファンが持っていてくれていたほうがいいでしょう」というような事を言っていました。
 続く鈴木健選手の適時打で古田選手が勝ち越しのホームを踏み、その後も続いてこの回3点。結局これが決勝点となり、5対2でスワローズが勝ちました。大竹投手としては、回の最中にこれでは調子が狂ってしまうのも仕方ないところでしょう。観客数は1万7千9百人ほどでした。
 試合後はヒーローインタビューの後、球場を一周してサインボールの投げ込みなどを行ってから記者会見という流れでした。この時、スワローズファンはもちろん、カープファンもスタンドで古田コールを続けていました。プロ野球ファンにおける古田選手の位置付けがよく分かる光景でした。古田選手もその行為に対し、一度ならず礼を言っていました。
 なお、古田選手の談話は自身の二千本に対する喜びよりも、ファンへの感謝と、チーム成績が悪いので何とかせねば、という事がほとんどを占めていました。その甲斐あってか、ナイターで読売が負け、スワローズは最下位を脱出しています。

 ところで、昨日書いた「野球音痴のアナウンサー」ですが、再度調べたところ、アナウンサーですらなく、単なる芸能人だったようです。タイアップして宣伝しようという思惑なのかも知れませんが、これでは彼女の印象が悪くなる事はあっても良くなる事はないのではないでしょうか。今日の二千本安打の中継でも、彼女のおかげでかなり興ざめさせられました。
 今日のプロ野球ニュースに出演し、意味不明な事を言って古田選手の評価を下げようと懸命になっていた元四流捕手の某解説者のように、所属事務所の他の人気タレントとの兼ね合いで仕方なく使っている、という状況なのかもしれませんが・・・。いずれにせよもう少し、視聴者に愛情を持った番組作成をしていただきたいものです。

 横浜のベイスターズ対タイガースは加藤投手と能見投手が先発。好投しても援護がなかったり足を痛めて急遽降板したりで勝星のつかなかった能見投手ですが、今日は初回から得点し、3・4回も追加点を挙げるなど打線が援護。能見投手も6回を2失点で抑え、8対3でタイガースが勝ち、4度目の登板でプロ初勝利を挙げました。観客数は2万3千9百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は中田投手と工藤投手という、新人対大ベテランの対決。読売の2点リードで迎えた7回表の攻撃で2死1塁で工藤投手に打席がまわります。ここまで6回1失点ながら5安打4四球とあまりいい内容ではないだけに代打かと思いましたが打席に入って三振。ところが続く7回に1死1塁としたところで交代となりました。そしてこの不可解な継投は大失敗。二番手のシコースキー投手が連打され、一塁走者の荒木選手が単打で生還するという好走塁もありドラゴンズが追いつきます。
 そして同点のまま延長に入った11回裏、連打と敬遠で無死満塁とした後、途中出場の英智選手が押し出しの四球を選び、ドラゴンズがサヨナラ勝ちしました。観客数は3万6千9百人でした。

2005年04月24日 23:32