2005年04月03日

契約の及ばない部分

 サッポロの黒ラベルが「2006年までに全ての麦芽とホップを100%協働契約農家栽培にする」と宣言していました。要は、原料生産の過程から、ビール会社が管理をする、という事のようです。
 それはいいのですが、このビールの原料を見ると、麦芽とホップの他に米とコーンスターチも入っています。含まれている比率がどのくらいか知りませんが、これでは、「原料の100%が協働契約農家栽培」にはなりません。
 折角、「原料を生産から完全管理」という方針を打ち出したのですから、米とコーンスターチも協働契約農家栽培(コーンスターチは農産物ではありませんが)しなければ画竜点睛を欠くと思うのですが。
 確かに伝統的なビールにはないものですが、長年、米とコーンスターチも使いつづけているわけです。使う以上は、それなりに認めてやってもいいのではないでしょうか。

2005年04月03日 23:08