2005年04月01日

清水直投手、快投

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは清水直行投手と和田投手という、開幕投手同士となりました。清水直投手は、初回にこそ1安打をされたものの、2回から5回までを全て三者凡退に抑えます。一方、初回に内野ゴロの間に先制したマリーンズは、3回にもベニー選手のファーストフライが相手のまずい守備もあって適時打となり、2点目を挙げます。
 そして7回には1死1・3塁で満を持して初芝選手が代打で登場。見事期待に応え、走者二人を帰す二塁打を放ち、和田投手をKOします。そして二番手の山田投手からも堀選手が適時打と、ベテラン二人の打点で大きい追加点を挙げました。
 清水投手は7回に2安打で1・2塁とされるも、ピンチらしいピンチはここだけ。結局4安打無四球で完封。開幕5試合で29得点と好調のホークス打線に3塁を踏ませない好投でした。これでホークスの開幕からの連勝を5で止め、逆にチームは3連勝となりました。

 ヒーローインタビューでは、試合開始時に続き、自らがデザインしたタオルを持って清水投手が登場。先日発表した「勝った試合では試合中に使ったタオルをファンにプレゼント(勝てなかった試合では新品のタオルをプレゼント)」が早速実行される事になりました。なお、観客数は1万3千人ほどでした。また、ユニフォームは開幕に続いて「戦」でした。マリンで清水直投手が先発の時は、これでいくのでしょうか。
 明日の先発は渡辺俊介投手対新垣投手です。2戦目を除くと不振のパスクチ選手の代わりに、現在、ファーム4試合の成績が打率4割5分で本塁打3本、新垣投手との相性もいい李選手を上げるのもありかと思うのですが、いかがなものでしょうか。

 宮城のイーグルス対ライオンズは岩隈投手と岡本投手が先発。ここまで5試合で無安打で、これまでの6番から1番に打順が代わった礒部選手が、「地元初打席」でチーム初となる本塁打を放ちます、さらにロペス選手にも本塁打が出るなど、初回に6点を取って岡本選手をKOします。さらに、中盤にも追加点を挙げ、6回にも再び6点を取るなど猛打爆発。これまで5試合で7点しか取れなかったのが嘘のような猛攻を見せ、最終的には16点を取りました。
 一方、岩隈投手は、点差もあったせいか5点を取られたものの、7回を投げて勝利投手。点差はありましたが、福盛投手・小山投手と、「勝利の方程式」を投入して本拠地開幕戦を圧勝で飾っています。観客数は1万7千2百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対合併球団はミラバル投手と新人の光原投手が先発。序盤からミラバル投手が打ち込まれ、2回で早くも5対0と合併球団がリードします。しかし、7対1でむかえた6回、新庄選手が今季第1号となる満塁本塁打を放って2点差とし、光原投手を降板させます。
 これで流れは変わったかと思われましたが、菊地原投手を挟んで萩原投手・山口投手が四日前同様に好投。9回裏にはファイターズも2死2・3塁と一打同点の好機を作りますが、高橋信二選手が抑えられ、合併球団が逃げ切りました。ファイターズは6試合ではやくも3本の満塁本塁打、しかもうち2試合は敗戦です。これはかなり珍しいのではないでしょうか。観客数は1万2百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対スワローズ戦は井川投手と石川投手が先発。初回に先制されるも、4回に金本選手のソロで同点に追いつきます。しかし、6回、岩村選手にこの日二本目の適時打を打たれて勝ち越され、さらに8回にはラミレス選手に3ランを打たれてしまいます。井川投手は、オープン戦の不振を引きずっているのでしょうか。一方、石川投手は7回を5安打無四球で1失点。以下、石井投手・五十嵐投手の必勝リレーに抑えられ、6対1でスワローズが勝ちました。観客数は3万3千7百人ほどでした。
 名古屋ドームのドラゴンズ対ベイスターズは川上投手と三浦投手の両先発による投手戦に。川上投手は9回を5安打無四球、一方の三浦投手も8回まで2安打3四球で、0対0のまま9回裏を迎えます。ここで先頭の立浪選手がレフト前にライナーを放つと、鈴木選手が飛び込んで取ろうとして後逸し、三塁打にしてしまいます。四・五番を敬遠し、六番のアレックス選手と勝負に。アレックス選手がファウルで粘った末、13球目を左中間スタンドにサヨナラ満塁本塁打。実質的に、先頭打者に対する守備で決まったと言えるでしょう。観客数は3万6千2百人でした。
 東京ドームの読売対カープ戦は上原投手と黒田投手が先発。初回に1点ずつ取り合って、5回に読売が勝ち越して、1点差のまま9回を迎えます。ここで読売は三番手として新外国人のミセリ投手が登板。しかし1死からラロッカ選手が同点本塁打。さらに緒方選手が勝ち越し2ランを放ちます。その裏は黒田投手が3人で抑えて完投勝ちしました。過去の読売の外国人の扱い方を見るに、ミセリ投手は早くも残留に黄信号がともったと言ってもいいかもしれません。今年から「満員」が4万5千6百人になったのですが、観客数は4万3千6百人ほど。したがって、1988年の東京ドーム開業から続いていた満員試合は1020で途絶えたそうです。ここ数年、あれだけ「読売主催試合の空席」が話題になっているのにも関わらず「連続満塁試合が途絶えた」などと発表するのですから、笑うよりありません。

2005年04月01日 23:42