2005年03月01日

地理的先入観

 ちょっと前のニュースですが、屋久島にある九州最高峰の宮之浦岳で、「南にある」という先入観ゆえに寒さを軽視して事故に遭う人がいる、というのを見かけました。
 確かに、鹿児島といえば「南国」ですし、そのさらに南の海上の島なのだから、標高2千メートル近いとはいえ、暖かい、という風に錯覚する人もいるのでしょう。

 その点、マリーンズファンをやっていると、そのような錯覚をする事はなくなります。なぜならば、サイトなどから伝わってくる鹿児島キャンプの情報は、連日、「寒い」だの「選手たちは震えて」みたいな感じの記事ばかりだからです。今年が特別なのかどうか分かりませんが、このような記事だけ見ていると、「冬の鹿児島は関東並みの寒さだ」という印象を持たざるをえません。
 また、私個人の経験としても、鹿児島には数時間滞在した事があります。当初はもっと長くいる予定だったのですが、桜島の火山灰の想像以上の強烈さに、予定を切り上げて戻ったものでした。そういう事もあり、とにかく自分の中では鹿児島は「厳しい自然の街」という印象が強く作られてしまっています。
 もっとも、屋久島を含め、登山をする機会はないので、この知識(?)が実用的に生きる事はまずないのですが・・・。

2005年03月01日 22:59