2005年02月25日

1分でわかるインチキ商売

 昼休みを比較的最近出来たカフェテリアで食べました。通常の定食セットだと一番高くても1,000円を超えない、という廉価な店です。
 何も考えずに空席に座ったのですが、隣では二人の初老の紳士たちがビジネスのクレーム的な話をしていました。もっとも、食べるついでに耳に入った単語をあわせた結果から、こちらがそう想像しただけですが。ちなみに、その単語を組み合わせてみると、「ネット経由でソフトを販売」「日本総代理店」「最初に払った金は戻ってこない」「契約開始日についての話が違う」といったものでした。
 具体的にどんなソフトをの「総代理店」になり、どれだけの前金を先方に払ったかわかりません。しかし、この四つの単語と、そのような重要な(?)話し合いの場に、この廉価な店を指定してくる、という事実だけでも、この「客」がハメられた、という事は素人の私でもすぐ分かりました。
 ちなみにその「客」は私の前で食事を選んでいたのですが、この店の最安の定食セットより少ない物を単品で選んでいました。やはりいろいろ大変なのでしょう。そして、だからこそ、このようなあからさまな話にひっかかりもしたのでしょう。今の世の中の厳しさと、それにつけこむ悪辣な存在に、驚きかつ虚しい気分にならされた昼飯時でした。

2005年02月25日 23:14