2005年01月24日

4分差?

[ 交通 ]

 小田原在住の上司が、大阪出張の経路に悩んでいました。10時半に新大阪に着けばいいのですが、どうやっても接続が悪いのです。普通なら、「こだま」に乗って名古屋より手前に止まる「ひかり」に乗り換えるところです。しかし、静岡停車のも、豊橋停車のも、停車駅の直前で「こだま」を追い抜くため接続できません。
 何かいい経路はないかと、ネットの路線情報案内で調べてみたのですが、結果は変わりません。ちなみに、新大阪10時30分の到着時刻指定で最も遅い出発時刻を調べたところ、小田原発の場合が7時10分なのに対し、幕張本郷発の場合は7時6分。4分しか違いがありませんでした。

 このような結果が出たのは、「10時半以前」という設定のなせるもので、実際に両駅から新大阪までの所要時間が4分しか違わない事はありません。とはいえ、新幹線の止まる駅と、新幹線が通ってすらしていない県の快速通過駅で「新大阪に10時半以前につくために、駅を出る時刻」の差がこれしかなかったのもまた事実です。
 そのよう事を知った上でJR東海のダイヤ改正の宣伝文を見ると、東京-大阪以遠の利便性の向上は自慢しますが、こだま停車駅については何も語っていない事に気づきます。ある利便性を追及する事により、別の利便性が減少する、という好例と言えるのかもしれません。
 なお、料金の事を考えないならば、最速経路は「小田原→新横浜→(小田原通過)→新大阪」になるようです。

2005年01月24日 23:23