2004年11月07日

秋季練習見物

[ 野球 ]

 今日はマリンスタジアムで秋季練習を無料公開していたので行きました。公式戦なら5,000円するバックネット裏に無料で入って練習を見れるのですから、なかなかお得です。実際、ほとんど宣伝していなかったのに、ファンも数百人は来ていました。
 開始時にバレンタイン監督が、「皆さん、有難う」と挨拶。また、サイン会なども行われました。見物に行ったら、先日入団したばかりの山北投手や、テスト中のナカムラ投手とおぼしき人の姿もありました。
 また、バレンタイン監督は梯子でベンチの上に登ってサイン会(写真参照)。サインをしながらも、グランドの中に目を向けて、声を出したりしていました。

20041107-1.jpg

 練習のほうは、走塁・打撃・守備の順でした。投球練習は室内練習場でやっていたのか、投手陣の姿はサイン会以外では見ることはありませんでした。
 バックネット裏で打撃練習を見ていると、打球音までよく聞こえます。両捕手と大塚選手・李選手・平下選手・渡辺正選手・今江選手・西岡選手らの打撃を見ていたのですが、やはり李選手は打球音も当たりも群を抜いているように思えました。
 あと、面白かったのは、投げるまでどちらがボールを持っているかわからない状況で、打撃投手が前後に二人並び、同じタイミングでモーションに入って投げる、という練習。タイミングを取る練習なのでしょうか。二人の打撃投手のモーションの入り方は、見事に「シンクロナイズド」されていました。
 守備練習では、レフト側への飛球の処理をやっていました。スタンドで見ている分には風はほとんどなかったのですが、ショートに入った西岡選手と、サードに入った今江選手はかなり苦労している様子でした。開始時にはベンチの上でサインをしていたバレンタイン監督も、途中から直接守備位置のあたりに行って指導をしていました。
 実際問題として、敵味方問わず、この地域に飛んだ飛球の処理で決まった試合もありました。そういう意味でも、ぜひとも期待の若手二人には、ここでの守備を完璧にしてほしいものです。
 最後も、バレンタイン監督の挨拶で締め。ボール投げ込みサービスのほかに、里崎選手は手袋を投げ込んでいました。
 練習を見に行ったのは初めてでしたが、いろいろと楽しめました。また公開する機会があったら見に行きたいものです。

 夜の日米野球は井川投手とドジャースの石井投手が先発。井川投手は序盤は好投したものの、4回に連続本塁打を浴びて3失点。ただ、6回を投げて失点はそれだけ、この回以外は1安打だっただけに、この2発は惜しまれました。
 一方の石井投手は、5回を和田選手の適時打のみの1失点に抑える好投でした。日本チームは6回に福浦選手と岩村選手の適時打で追いつきます。しかし8回に五十嵐投手が2点を失い、9回にもベイスターズの加藤投手が打たれます。最後はパドレスの大塚投手に抑えられ、結局7対3と、昨日に続いて終盤で競り負けました。
 なお、このシリーズ好調の赤星選手は今日も2盗塁。他に、岩村選手も2盗塁でした。ところで、今日の日テレの中継で、試合中にもかかわらず、赤星選手にインタビューをしていました。このシリーズは「賞金総額」を公開するなど、「真剣勝負」を宣伝しています。しかし、TV局自らそのような事をしては、見ている人に「真剣味」が伝わらなくなってしまうのでは、と思いました。

2004年11月07日 22:49