2004年11月03日

清水将海捕手移籍、アリアス選手解雇

[ 野球 ]

 今期のトレード第1号として、マリーンズの清水将海捕手と、ドラゴンズの山北投手の交換が発表されました。山北投手は2002年に57試合に登板するなど、中継ぎとして活躍していたようです。薮田投手を除けば中継ぎの軸として安定した成績を残した投手がいなかったマリーンズにとっては、中継ぎ強化が急務だったのでしょう。
 一方、清水将海捕手は、1996年のドラフト1位でした。大型捕手として期待されながら、その才能を活かしきれなかったのは残念です。ところで、この年のドラフトと言えば、清水選手とともに青学大から3人ドラフト1位が出た事が記憶に残っています。その同期3人のうち、カープの澤崎投手は一年目に12勝したものの、その後はさほど目立った活躍をしてないようです。もう一人の井口選手は期待通りにチームの中心選手となりましたが、今季限りで退団し、かねてからの夢だったメジャーを目指す事が決まったばかり。なかなか難しいものです。
 とはいえ、この年のドラフトは大豊作でした。三冠王の松中選手を筆頭に、後のタイトル獲得者が何人もいます。その一方、今回の清水捕手をはじめ、1位指名の選手は不本意な成績の人が多く、主力となったのは井口選手の他にはタイガースの今岡選手のみでした。

 また、タイガースがアリアス選手を解雇しました。確かに今期の成績はリーグの「主砲外国人選手」の中では一番良くなかったとは思います。しかし、感情的なのかもしれませんが、数字以上に「ここぞ」という所で打ってくれたと思います。特に東京ドームでの好成績は、営業上も非常に貴重だったと思うのですが・・・。
 とりあえず、昨年ムーア投手を解雇したけれど、後任の外国人選手は投はもちろん、打ですらムーア投手の穴を埋める事ができませんでした。その二の舞にならぬよにしてほしいものです。

2004年11月03日 22:55