2004年10月22日

勝ちパターンで連勝

[ 野球 ]

 2勝2敗となった日本シリーズ第5戦は西口投手と川上投手が先発。シーズン終盤からプレーオフにかけて故障に見舞われて急遽降板や登板回避があった西口投手ですが、今日はドラゴンズ打線を3安打に抑えます。ただ、その3安打のうちの1本は3回に出た荒木選手の三塁打で、続く井端選手の内野ゴロが野選になってドラゴンズが先制。さらに、4回には連続四球と犠打で2・3塁になったところで井上選手のチーム3本目の安打が2点適時打となり、ドラゴンズが3安打で3点を取りました。
 さらに、川上投手は素晴らしい投球。6回1死までライオンズ打線をパーフェクトに抑えました。そこまでのアウトのうち、外野フライは2つだけでした。しかし、17人目の細川選手に三遊間を抜かれ、初めての走者を出します。さらに2死1・2塁から代打の小関選手が右翼フェンス直撃の二塁打。2死なだけに一挙2点かと思われたのですが、井上選手・荒木選手の中継がストライクになった上に、谷繁選手が好ブロック。ドラゴンズらしい堅守で2点目を許さず、チェンジとします。これでライオンズに行きかけた流れが戻りました。
 西口投手・長田投手の前に5~8回を無安打に抑えられたドラゴンズ打線でしたが、9回に立浪選手の2ランと続くアレックス選手のソロで3点追加。これが非常に大きなダメ押し点となりました。最後は岩瀬投手が抑え、6対1でドラゴンズが勝利。ドラゴンズは6安打で6得点でした。
 シリーズ序盤は両チームとも「らしさ」が見られませんでしたが、ここ2試合はドラゴンズの勝ちパターンで連勝。3勝2敗とし、50年ぶりの日本一まであと1勝としています。

 ところで、昨日・本日とドラフト自由枠候補の投手で横浜と阪神のオーナーが相次いで辞任しました。まあ、最初に辞任したどこぞのオーナー(当時)が堂々と「助監督勧誘交渉」をするくらいですから、あまり意味のない辞任と言えそうです。とはいえ、悪名高い2人を含め、3人のオーナーを辞任させたその学生投手はある意味、プロ入りする前からプロ野球界に名前を残したすごい選手と言えるかもしれません。
 いずれにせよ、このような事態を生んだのも全て前身の「逆指名」に始まって現在の「自由枠」に至る、「金づく選手獲得システム」にあります。今からでも遅くないですから、今期からこの制度を廃止すべきではないでしょう。プロ野球機構もエロサイトやエロゲーを探す時間があるのなら、そちらのほうに時間を割くべきでしょう。

2004年10月22日 23:47