2004年10月07日

連日の大差で五分に

[ 野球 ]

 プレーオフ第2ステージ第2戦は和田投手と松坂投手が先発。投手戦が期待されたのですが、和田投手が立ち上がりから炎上。初回にカブレラ選手と和田選手の連続適時打で先制され、2回にも四球でピンチを作った後、赤田選手とフェルナンデス選手の連打で計5失点。1回2/3でKOされました。
 2番手の山田投手はライオンズ打線を抑えましたが、3番手の吉武投手が6回に和田選手に満塁本塁打を喫し、9対0。さらに7回にも高木浩選手の2ランが出て11対0と昨日以上の大差になります。
 松坂投手は6回を4安打1四球で無失点。7回表の攻撃中もキャッチボールをしていましたが、11対0になった時点でやめて交代しました。このあたりの駆け引き、短期決戦らしくて面白いところです。
 ホークス打線は2番手の小野寺投手から1点を取りますが、いかんせん失点が大きすぎ、結局11対1でライオンズが圧勝しました。
 第1ステージとうってかわって、2日連続の大差試合。明後日の第3戦はどうなるのでしょうか。

 プレーオフの陰で「日本シリーズ中の消化試合」の様相を呈しているセリーグ。公表観客数は3球場合計で36,000人と福岡ドームの47,000人を下回りました。このような状況を見ると、セリーグもプレーオフを導入してもいいのでは、と思えてきます。
 ベイスターズ対タイガースは三浦投手と筒井投手が先発。筒井投手はプロ初登板初先発です。その筒井投手は5回1/3を7安打と打たれましたが、拙攻にも助けられて1失点。一方、三浦投手は5回まで1失点でしたが、6回に金本選手の109打点目となる勝ち越し適時打と、檜山選手の3ランで一挙4点を取って勝ち越し。そのまま5対1で勝って筒井投手が初登板初勝利を挙げています。また、この勝利でタイガースの今期4位も決定しました。
 カープ対ドラゴンズは小山田投手と山井投手が先発。小山田投手がドラゴンズ打線を5安打に抑えて完封勝ちしています。
 スワローズ対読売の「2位攻防戦」は高井投手と高橋尚投手が先発。ラミレス選手が3打点で金本選手に並ぶ109打点を挙げ、それが効を奏して5対2でスワローズが勝ち、2位に復帰しています。

 ところで、来期の読売首脳陣は中畑清氏が助監督で山本功児氏がヘッドコーチとか。今年の夏に中畑氏の指導力を目の当たりにし、昨年まで山本氏の采配と言動に悩まされていた身としては「感動的な人事」としか言いようがありません。

2004年10月07日 23:54