2004年10月03日

「調べてもらう」と「調べる」

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 小中学校の「総合学習」の時期がきたのか、職場にそのテのメールが来るようになりました。相変わらず、職場の公式サイトをちょっと見ればわかるようなものや、漠然としていて答えようのない質問がほとんどです。さらに今年の特徴(?)として、「資料があったら送ってくれ」という一文が末尾に添えられています。送るのは別にいいのですが、先方の「自己紹介」は「○○学校の××です」というだけ。まさかこちらでその学校名を検索かけ、住所を調べて送れ、とでも言いたいのでしょうか。
 複数の学校から同じような文章で「資料送付依頼」がきたところをみると、「末尾にその一文を添えろ」というマニュアルみたいなものが出て、そのとおりに教師が指導しているのでしょうか。ただ、マニュアル作成者に質問手段として郵送の場合とメールの場合の区別がついておらず、その結果、「失礼なメール」を送らせる「指導」になってしまったようです。
 いずれにせよ、調べるのなら、図書館で本を漁るとか、ネットで検索をかけまくるなど、もう少し自分の力を使ってから「最終手段」として直接問い合わせてほしいものです。同じ情報を得るのでも、メールや郵便一本で問い合わせて相手が調べた結果を入手するのと、見当外れを繰り返しながら苦労して求めていた情報にたどりつくのでは、「学習効果」としては全然違うと思うのですが。

2004年10月03日 22:14