2004年10月02日

幻のサヨナラ振り逃げ

[ 野球 ]

 日中は仕事だったので、イチロー選手の大記録もファイターズの勝利も見れませんでした。その代わりに(?)カープ対タイガースの消化試合(カープにとっては「最下位」がかかってはいますが)を延々と見ていました。
 先発はベテランの佐々岡投手と昨年の自由枠でプロ初先発となる江草投手。ともに好投し、6回まで無失点。しかし、7回裏に好機でその佐々岡投手の代打で登場した木村一選手の適時打でカープが先制します。
 2番手の広池投手が8回を抑え、9回は大竹投手かと思われましたが、先頭打者が左の赤星選手という事で広池投手が続投。これが裏目に出て赤星選手は内野安打で出塁。ここで大竹投手に代わりましたが、続く関本選手が送った後、今岡選手の2ランが出て逆転しました。
 ところがその裏、この回から登板のウイリアムス投手が先頭の尾形選手に初球をライトスタンドに運ばれて同点、そのまま延長戦に入りました。
 そして10回裏、2死2・3塁で栗原選手が打席に。そして2-3から久保田投手の投げた球を栗原選手は空振りしますが、これを捕手が取れず、バックネット方向に球が転々と。当然、3塁の嶋選手はサヨナラのホームを踏みます。TVにも「3-2」と表示されました。珍しいサヨナラ振り逃げ・・・のはずが、なぜか栗原選手は1塁と本塁の途中あたりに。矢野捕手が一塁に投げてアウト。振り逃げは打者がセーフになって初めて成立しますから、得点は認められず、ただの三振となりました。
 その直後の11回表に金本選手の2ランが出て勝ち越しますが、その裏、カープも前田選手に代打2ランが出て同点に。12回には得点がなく、結局引き分けとなりました。カープは今季初の引き分けです。

 ドラゴンズ対スワローズは平松投手とゴンザレス投手が先発。昨日のビールかけでお疲れなのか、ドラゴンズ打線はゴンザレス投手相手に8回まで2安打無失点。一方、平松投手も5回まで無失点でしたが、6回に先制され、7回にはラミレス選手に3ランを喫します。9回裏に高橋光選手のソロで完封は逃れたものの、結局ゴンザレス投手は4安打無四球完投でした。
 まあ、今日は負けましたが、落合監督の優勝には本当に驚きました。率直に言って、就任時はBクラスになる確率が90%と思っていました。昨日のインタビューでも、とにかく選手を立てる発言ばかり。もちろん、優勝したからこそ過去の発言でもそういうものばかり取り上げられるのでしょうが、これまで持っていた氏に対する先入観と全然違う言動には本当に驚かされました。

 プレーオフ第2戦のライオンズ対ファイターズは張投手とミラバル投手が先制。初回に小笠原選手の2試合連続本塁打でファイターズが先制し、3回にライオンズが追いついて同点のまま中盤をむかえます。そして6回表に新庄選手の安打をきっかけに小笠原選手の適時打で勝ち越し、以下セギノール選手・坪井選手にも適時打。さらには代打・エチェバリア選手が押し出し四球を選んでこの回4点を挙げます。
 そのまま、ミラバル投手が抑えて4点差のまま9回裏をむかえます。しかし、1死から連打と四球で満塁とし、カブレラ選手の犠飛と和田選手の2点適時打で一挙に1点差で2死2塁。迎えるは昨日のヒーロー・フェルナンデス選手。一発出ればファイターズの2004年は終わります。しかし、ここで登板した横山投手が外野フライに打ちとって試合終了。決着は明日に持ち越されました。

2004年10月02日 23:53