2004年09月05日

タイムスリップと外人部隊

 ヤングマガジンに長期連載されていた「代紋TAKE2」という漫画が、今週号で終わっていました。この作品、始まったのは15年前。「大学応援団との喧嘩に負けたのをきっかけに失敗人生を送り、ドブ川で自分の撃ったピストルの跳弾で死んだチンピラヤクザが、その応援団との喧嘩の時に精神だけがタイムスリップした」という設定。その「失敗体験」を生かし、今度は成功人生を送る、という話です。
 最初の十数巻は単行本を買っていたのですが、だんだん話がわけがわからなくなり、ライバルのヤクザが外人傭兵部隊を日本に引き入れて市街地でバズーカ砲を打ち出すようになったあたりから、立ち読みすらしなくなっていました。

 結局、勝利を収めた主人公が、広域暴力団の会長まで登りつめます。ところが、タイムスリップした日にまたドブ川近くで襲撃され、再度タイムスリップした、という終わり方でした。
 興味を失ったかなりの時間がたちましたが、かつて好きだった作品が終わる、というのは感慨みたいなものがありました。「タイムスリップしたら、外人部隊が東京で暴れる、という新たな未来になった」という設定と、「ヤクザが会話の語尾にハートマークをつけまくる」という独特の言語センス(?)の二つが特に記憶に残った作品でした。

2004年09月05日 23:33