2008年07月08日

清水直投手の好投と一発攻勢で、ビアスタジアム初勝利

 今日と明日に千葉マリンスタジアムで行なわれる千葉-北海道戦は、全席自由席1,500円(FC会員は1,000円)で、かつビールが半額になる「360度ビアスタジアム」という企画がありました。ただ、この企画、2005年から行なっていますが、ここまで全てチームは全敗しています。しかしながら、今月初の休みが取れた事もあり、観戦に行きました。
 球場に着いた時は雨が降っていました。そのため、最初は屋根の下にある二階内野自由席に行きました。バックネット裏でも同じ料金なわけですが、雨が降っている場合は、こちらのほうが「上席」になります。
 観客もその事は分かっており、二階内野自由席はかなり込んでおり、座る場所を探すのにも一苦労でした。一方で、そこから一階を見渡すと、SSやS指定席には空席が目立つ、という状態でした。

 しかしながら、試合開始直前には雨が上がり、一階席では傘が閉じられました。それを見て、急いで一階に移動し、SS席の中段当たりに座っての観戦となりました。なお、終盤で前のほうの席が空いたため、二度目の移動を敢行。最終的にはバックネット裏五列目での観戦となりました。これで1,000円なのですから安いものです。
 さて、試合のほうは清水直行投手とスウィーニー投手が先発。その清水直投手ですが、立ち上がりにいきなり森本選手に安打されると、犠打の後、田中選手に左中間を破る適時二塁打を喫し、1点を先制されます。さらに、2死3塁からスレッジ選手の当たりは清水直投手・西岡選手のグラブをかすめて中前に抜け、もう1点を取られます。
 対するスウィーニー投手は、昨年から対千葉4連勝中で、しかも今年は2試合で2点しか取れていません。その立ち上がり、西岡選手と根元選手が連打して好機を作りますが、そこから中軸三人が倒れ、反撃できません。
 さらに続く2回には先頭のサブロー選手が安打で出ます。しかし、ベニー選手・今江選手が倒れて2死に。2回連続無死の走者を活かせない悪い流れか、と思ったのですが、ここで早川選手が右翼席に3号2ランを放ち、追いつきました。
 立ち上がりこそ打たれた清水直投手ですが、2回に、難しいゴロ二つを今江選手・西岡選手が好捕し、さらにややそれた送球を福浦選手が好捕して三者凡退に抑えると、打たせて取る送球が冴え渡ります。
 3回に先頭打者を三振に打ち取ると、そこから五者連続で内野ゴロに打ち取り、結局、2回から5回まで無走者に抑えます。そして6回2死から久々の安打を打たれるも、稲葉選手を抑え、ここも0点に抑えます。
 一方のスウィーニー投手も低めに落ちる変化球が冴え、打線は3回から5回まで無安打に抑えられます。
 しかし6回裏、先頭の福浦選手が久々の安打を放って出塁します。続く四番の里崎選手は、初球にバントを見せてファウルになったものの、三遊間を破って無死1・2塁と勝ち越し機を作ります。そして、続く大松選手が右翼ポール際に14号2ランを放ち、ついに勝ち越しに成功しました。
 リードを貰った後も清水直投手は、相変らずの投球で北海道打線を封じます。7・8回とまたもや三者凡退に抑え、攻撃陣は8回裏に1死満塁のダメ押し機を逸しましたが、9回も1安打されたものの最後はスレッジ選手を抑えて試合終了。終わってみれば5安打2失点で、2試合連続の無四球完投で7勝目を挙げました。
 ヒーローインタビューは清水直投手と本塁打を放った二選手でした。さらに早川選手は、インタビューの後の万歳とハイタッチが終わると、即座に正面ステージに移動。ファンを待たせる事なく、二度目のインタビューに応えていました。
 今季打撃不振で、これが最初のお立ち台という事もあり、得意の「しゃべり」はまだ封印とのこと。もうあと何回か立てば披露するとの事なので、その時が楽しみです。観客数は1万8千5百人ほどでした。

2008年07月08日 23:38