2008年05月25日

5点差守れず、一日で最下位に戻る

 広島で行われた広島-千葉は篠田投手と久保投手が先発。久保投手は約1ヶ月ぶりの一軍登板となりました。また、故障が治った里崎選手とサブロー選手も一軍復帰。そして里崎選手は開幕3戦目以来、2ヶ月ぶりとなる捕手での出場となりました。また、サブロー選手も即4番復帰となりました。
 2回までは投手戦の様相で、久保投手は無走者、篠田投手も里崎選手の安打のみに抑えます。

 ところが3回表、先頭の南選手が幸運な内野安打を放つと、試合の流れが一変します。1死後に大塚選手が四球を選ぶと、根元選手の適時打で先制。さらに里崎選手・サブロー選手が連続適時打した後、今江選手の犠飛を挟んでオーティズ選手が適時打と、5者連続打点という、好調時を彷彿させるつながりのいい攻撃で、一挙に5点を先制し、この回で篠田投手は降板となりました。
 久保投手はその裏、2死から連続四球を出すも、3回まで無安打投球。ところが、4回1死から栗原選手に安打されると、続く前田選手に右翼席に運ばれて2点を返されます。
 さらに、2死から連打で走者を出すと、代打で登場の嶋選手にまたも右翼席に運ばれ、あっという間に追いつかれてしまいました。
 しかし、直後の5回表、先頭の根元選手が死球で出ると、里崎選手が早くも三本目となる安打を放つと、続くサブロー選手が適時打と、またもや復帰組が活躍して、即座に勝ち越します。
 これで流れが戻ったかと思ったのですが、続く今江選手が犠打を失敗し、さらに後続が倒れ、無死1・2塁から追加点を奪えません。
 これで再び勝ち投手の権利を得た久保投手ですが、その裏1死からアレックス選手に二塁打されたところで降板。まあ、5失点では仕方ないところでしょうか。そして、二番手の伊藤投手が、ここを抑えます。
 直後の6回表、千葉は代打攻勢をかけ、先頭の大松選手が安打で出塁します。しかし、送ることが出来ず、2死から根元選手が安打でつなぐも、ここまで3安打の里崎選手が倒れ、ここも追加点を奪えません。
 7回にこの回から登板の根本投手が、いきなり二塁打され、さらに犠打で進まれます。しかし、ここで登板のアブレイユ投手が、三番からの三人を抑え、リードを守ります。
 ところが8回、アブレイユ投手は先頭打者を歩かせ、犠打で進まれます。ここで代打に緒方選手が登場。球威のあるアブレイユ投手にベテランは、と思ったのですが、ここはブラウン監督の起用が大当たり。緒方選手の打球は左翼席に入る、2006年以来となる本塁打に。今日は、ベテラン選手の一発攻勢にやられた形になりました。
 4回以降、毎回投手を替えてくる広島の継投に、7回以降は安打が出ません。そして9回は永川投手に抑えられて試合終了。5点差を逆転されて6対7で敗戦。そして再び最下位に転落してしまいました。観客数は2万7百人ほどでした。

 甲子園で行われたタイガース-埼玉は上園投手と西口投手が先発。出遅れた上園投手は、今季初登板となりました。
 5回までともに無得点でしたが、6回に中島選手が二塁打で出塁し、相変らず好調のGG佐藤選手が適時二塁打を放ち、埼玉が先制します。
 しかし1点差で迎えた7回、表は久保田投手が抑えます。するとその裏、久保田投手と大学同期の小野寺投手が登板しますが、こちらは誤算。2死2塁から代打の葛城選手が同点打を放つと、続く赤星選手が昨日に続く、逆転適時打を放ちます。さらに、岡本真投手から新井選手と金本選手が連続適時打を放ち、一挙5点を奪って逆転します。
 以下はウイリアムス投手と藤川投手の継投で抑え、タイガースが「セ・パ首位対決」の第1戦を制しています。観客数は4万3千5百人ほどでした。

 横浜で行われた横浜-合併球団はウッド投手と中山投手が先発。合併球団が先制しますが、横浜がソロ二発で逆転します。しかし7回にここまで1失点のウッド投手から継投に入ったのが大失敗。吉見投手、さらには加藤投手が打ち込まれ、一挙に6点を挙げた合併球団が逆転に成功。さらに続く8回にも3点を追加し、終わってみれば10対3の大差で終わりました。
 大石代理監督は3試合目で初勝利を挙げています。観客数は1万6千5百人ほどでした。

 神宮で行われた東京-東北は田中投手と増渕投手という高卒2年目対決となりました。初回に東北が2点を先制しますが、3回に東京が追いつきます。
 ところが直後の4回表、増渕投手は先頭のリック選手の頭にぶつけて危険球退場。緊急救援した鎌田投手は、その回と次の回は抑えますが、6回に三連打されて勝ち越しを許します。
 田中投手は7回を6安打2四死球で2失点。東北打線は終盤に毎回追加点を挙げ、終わってみれば10対2の快勝となりました。東北は3連勝で田中投手は5勝目を挙げています。観客数は2万2千4百人ほどでした。

 名古屋で行われたドラゴンズ-福岡は中田投手と新垣投手が先発。2点を追う福岡は、7回に本間選手の2号ソロで1点差とすると、8回には小久保選手の10号ソロで追いつきます。
 ところがその裏、先頭に立浪選手が代打で登場し、ホールトン投手から二塁打を放ちます。そして、内野ゴロで代走の沢井選手が三塁に進み、続く井端選手の犠飛でドラゴンズが再び勝ち越しに成功。今日は広島とともに、コーチ兼任のベテランが大きな働きをしました。
 そして9回は岩瀬投手が三人で抑え、ドラゴンズが5対4で勝っています。観客数は3万7千9百人ほどでした。
 東京ドームで行われた読売-北海道は木佐貫投手と藤井投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3千8百人ほどでした。

2008年05月25日 22:41