2008年05月05日

呉投手が好投するも、継投失敗で逆転負け

 神戸で行われた合併球団-千葉は、岸田投手と呉投手が先発。呉投手は二軍での防御率は5点台ですが、ローテおよび外国人枠の関係もあり、二年目にして一軍初登板となりました。
 今日は、昨日登録された神戸選手が八番右翼でスタメンでのプロ初出場となりました。また、二塁に根元選手が入るなど、四番のズレータ選手と九番の今江選手を除く七人が、左打ちか両打ち、という布陣でした。

 初回、呉投手は1死から安打されますが、カブレラ選手を併殺に打ち取り、立ち上がりを三人で抑えます。そして3回表には、神戸選手がプロ初打席で初安打を放ち、犠打で進んだ後に、西岡選手が右翼ポール際に2号2ランを放って千葉が先制します。
 3回まで2安打無失点に抑えた呉投手ですが、4回に連打と四球で無死満塁に。しかし、ここで北川選手を併殺打に打ち取り、その間に1点を失ったものの、最少失点でリードを守ります。
 さらに6回、先頭の西岡選手が死球で出て盗塁で進むと、2死後にズレータ選手がフェンス直撃の適時二塁打を放ち、待望の追加点が入ります。
 呉選手は7回1死から連続四球を出した所で降板しますが、4安打3四球1失点と、十二分に役割を果たして、日本一軍初登板を飾りました。
 しかし、ここから登板の川崎投手は、この1死1・2塁は併殺で凌ぎますが、続く7回に連打で走者を溜めると、続く下山選手に2号逆転3ランを喫してしまいます。
 さらに継投陣が打たれて結局この回5失点で6対3に。そして9回は加藤投手に抑えられ、逆転で連敗し、借金も2となってしまいました。
 呉投手は好投したものの、惜しくも来日初登板初勝利を逃してしまいました。観客数は1万8千2百人ほどでした。

 所沢で行われた埼玉-北海道はキニー投手とスウィーニー投手が先発。初回に3点を先制した北海道が、5回にも3点を追加し、6対0とします。しかし、その裏に細川選手の満塁本塁打で2点差にすると、後は埼玉ペース。8回に追いついた後、GG佐藤選手に9号2ランが出て勝ち越し、そのまま8対6と逆転勝ちしています。GG佐藤選手はここ4試合で3本の本塁打。しかもいずれも先制もしくは勝ち越し2ランと絶好調です。観客数は3万4千7百人ほどでした。

 仙台で行われた東北-福岡は前日北海道と九州で試合していた球団同士の対戦という事もあり、夜間の開催でした。ちなみに福岡は、昨晩東京に泊ったそうです。
 試合のほうは朝井投手とガトームソン投手が先発。3回に東北がプロ初出場初スタメンとなった横川選手の適時打で勝ち越すと、そのまま点が入らずに最終回を迎えます。
 そして、この回から登板の有銘投手さらには小山投手が打たれて福岡が逆転に成功。しかしその裏、渡辺直選手の適時打で東北が追いつきます。しかし、2死1・2塁のサヨナラ機では、フェルナンデス選手が倒れます。さらに、11回には1死2・3塁と再びサヨナラ機を作りますが、ここも小椋投手が踏ん張ります。
 その直後の11回表、福岡は1死2塁から、本日から復帰した大村選手が勝ち越し適時打を放ち、さらに犠飛でもう1点を追加します。
 その裏、東北も1死1・2塁と、一発サヨナラの場面を作りますが、またもフェルナンデス選手が併殺に倒れて試合終了。4時間51分の長期戦を敗れた東北は本拠地2敗目となっています。観客数は2万5百人ほどでした。

 名古屋で行われたドラゴンズ-タイガースは中田投手と杉山投手が先発。初回、タイガースは中田投手の立ち上がりを捕らえ、いきなり7点を奪います。その裏、ドラゴンズも2点を返しますが、3回にはタイガースが2点を追加して再び7点差とします。
 序盤の大量点に守られた杉山投手は2勝目を挙げています。観客数は3万8千2百人ほどでした。

 広島で行われた広島-横浜は長谷川投手とウィリアムス投手が先発。初回に横浜が5点を先制するなど、序盤から有利に進めます。広島は7回に反撃して1点差まで迫りますが、昨日の再現はならず。そして昨日打たれた寺原投手が9回を抑え、今日は横浜が逃げ切っています。横浜の小山田投手は、昨日まで在籍していた古巣相手に移籍後初勝利。昨日はその交換相手である岸本投手が同様の形で移籍後初勝利を挙げただけに、お返しといった形になっています。観客数は2万6千5百人ほどでした。
 神宮で行われた東京-読売は石川投手とグライシンガー投手が先発で、読売が勝ったようです。観客数は2万7千人ほどでした。なお、東京の青木選手が脇腹痛で登録抹消となっています。

2008年05月05日 23:57